◇ ページ47
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なんて言えばええの？
自分の彼氏の女の子のタイプ聞いてました
なんて言えるわけがない
「えらい盛山と楽しそうやったけど」
「いや、全然」
「俺とおる時はそんな風にならんのに」
「それは緊張してるから…」
今こうやって話してる時間も
鼓動が早くなって目も合わせられない
それくらい私は好きやねん
ねえ、ゆずるさんは、？
「…なんで私に好きって言ったんですか？」
「好きやからやろ」
「私なんかのどこらへんが好きなんですか？」
全然分からない、ゆずるさんの気持ちが。
顔を見るたびに緊張して
話すたびに声がうわずって
会うたびに離れたくないって思っちゃう
ゆずるさんもそんな風に思ってくれてるん？
「どこらへんって全部やろ」
「ぜ、全部？」
「Aが他の奴と楽しそうにしてたら腹立つ
ずっと俺の隣に置いときたい。
そんな理由じゃあかん？」
そう口にしたゆずるさんの顔は赤く染まっていた
「あかん、くないです」
「それ？盛山に話してたこと」
「そうです、不安になっちゃって」
あほやな、なんて言われながら手を繋がれる
「Aが思ってるより俺好きやからな」
「そんなこと言われても…ぅわっ！」
グッと顔をゆずるさんの方へ向けさせられ
匂いが濃くなって心臓が高鳴る
「いつもヘラヘラ笑ってんのに
こうやって顔近づけたら顔赤くなるん可愛い」
「ゆ、ずるさ、」
「いつも髪サラサラやし、ええ匂いするし」
「ゆずるさんの方が良い匂いしますって、！」
首筋をスンスンと嗅がれて恥ずかしい
ゆずるさんの髪がチクチクと首筋に当たって
それがくすぐったくて頭を押すけどびくともしない
「ちゃんと伝わった？俺が好きなん」
「伝わりましたから！」
「そんな顔他の奴に見せんといてや」
ぺちぺちと頬を軽く叩かれてようやく解放される
そしてゆずるさんも相変わらず顔が赤いままで
嬉しくて上がりそうな口角を必死に抑える
「私今から出番なんですけど」
「もうそんな時間か、寂しいな」
「ふふっ、ゆずるさんがそんなん言うの意外」
「ちゃんと言わな
また他の奴のとこ行かれたら困るからな」
「え、あの盛山さんのやつ嫉妬やったんですか？」
「今気付いたんか！」
そうか、やからちょっと不機嫌やったんか
って今更気付いた私
私の彼氏は思ったより私のこと好きみたいで
好きの重さは私以上かも。
-end-
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るうみ(プロフ) - ひきにくさん» 読んでくださりありがとうございます！！ちょうど今書いておりますのでもう少しお待ちくださいね(^^) (2021年7月15日 1時) (
レス) id: c9b7628ed8 (このIDを非表示/違反報告)
ひきにく - ありがとうございます。楽しみにお待ちしております。命懸けのお付き合い、読みました。素敵でした。 (2021年7月15日 1時) (レス) id: 5b926bea01 (このIDを非表示/違反報告)
るうみ(プロフ) - hicoさん» こんばんはhicoさん！そんな風に言ってもらえると嬉しくて軽率に舞い上がります笑 これからもゆずるさんのお話たくさん書かせてもらいます(^^)/ (2021年7月13日 2時) (レス) id: c9b7628ed8 (このIDを非表示/違反報告)
hico(プロフ) - こんばんはです(^ ^)最新のゆずるさんの話めっちゃ好きです、、、、尊い、、、 (2021年7月13日 2時) (レス) id: febdff73d6 (このIDを非表示/違反報告)
るうみ(プロフ) - ひきにくさん» 初めまして！リクエストありがとうございます！今こちらは下書きの時点で全ての話埋めてしまってるので移行した際にすぐに書かせてもらいます！少しお時間頂きますのでお待ちくださいm(_ _)m (2021年7月13日 1時) (レス) id: c9b7628ed8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るうみ
| 作成日時：2021年5月30日 21時
