40.修学旅行みたい･･･A ページ40
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深夜、鈍い音で目が覚めて、なんだろって思っていると
相葉さん？･･･起きてる？って、隣のベッドからニノの掠れた声が聞こえた。
｢ん？今、起きた･･･何時？今･･･｣
｢問題そこじゃないでしょ･･･(笑)隣･･･聞こえない？｣
｢なに、隣･･･から聞こえてんの？これ｣
隣からの鈍い音は止まらなくて
誰？隣。って言ったら、大野サンチ。ってニノが苦笑い交じりに答えた。
｢お盛んだねぇ･･･｣
｢え･･･？｣
寝起きの頭じゃ意味が分かんなくて、眠い目をゴシゴシこすると
｢ヤんならラブホいけっつうの(笑)｣
とかニノが言い出すから
｢シてんの！？え！？｣
思わず大声あげて飛び起きて。
平常通りのニノに、うるせぇ、中坊が。って笑われた。
「大野さん、自分のエネルギー、殆どそっちに持ってっちゃうんですもん(笑)｣
「･･･まじか、てかホテルって防音じゃないの？｣
「ふつーのホテルだから、聞こえるもんは聞こえるでしょ」
「･･･詳しいね。」
「多分だけどな。･･･てか、いいなーとか思ってんなよ？(笑)｣
「いや、思ってないけど？(笑)｣
「嘘つくなや(笑)｣
ニノはよっこいしょ、とか言って上半身を起こして壁に向かうと
思いっきりその壁にグーパンを2回お見舞いした。
「ちょ！ばか！なにしてんの！？｣
「いや、うるせぇよ。って。聞こえてるよーって教えてあげようかと(笑)｣
「壁割れるかと思ったわ｣
「割れたら色んな意味で最悪だな」
「静かになったから、絶対気づかれてるよ！」
「これで、俺たちの安眠は確保できたんだから、感謝して欲しいんだけど？(笑)」
「ほんっとばか。(笑)」
こんなことで2人して笑ってると本当に修学旅行に来てるみたいで
そんなアクシデントも面白かったり、今日はたまたま部屋数の関係でニノと一緒になったけどそれが楽しくって。
偶には、相部屋でも有りかもなんて思った。
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作者名：にゃん | 作成日時：2017年11月29日 0時
