負けない8 ページ10
桃「(すごいなぁ……)…あたしは…自分が人にどう思われてるかって…すごい気になるよ…
ちょっとした視線や笑い声でも…あたしのこと言ってるんじゃないか…とか」
分かるよ……その気持ち………怖いよね……
A:「あんた……夢ある…?」
桃「………え?…夢……?」
A:「うん……」
桃「(そんなの…考えた事もなかった…なんかあるのかな……)あたし…最近…バスケ部のみんなと…あんまりつき合えないし……楽しいことも……最近ないし……
イヤだよ…こんな自分…嫌いだよ…」
前までは…嫌われるのがこわくて…顔色ばっかりうかがって…やな事されてもヘラヘラして……手首切ることしかできなかった……
桃「小田切さんの夢って何?」
A「母さんを……楽にしてあげること…」
桃「えっ!?」
A「私の両親…離婚しちゃってさ…母親1人で私と妹を育ててくれて……働いてばっかで……だからバイトして母さんを楽にしてあげようと思ってさ…」
桃「(自分が嫌いなのは…なんにもしてないからだ…
いつかあたしも……自分の事好きになりたい……強くなりたい…)」
A「あんた…今の笑顔可愛かったよ」
桃「えへへ…ありがとう!」
キャンプが終わって…いつもの学校生活に戻った……教室入ろうとしたら……桃井と村井とキセキのみんなの声が聞こえた…
桃「小田切さん…そんなに悪い人じゃないよ…」
黄「はぁ!?何言ってんすか!?」
桃「ねぇ何で小田切さんなの?」
あや・赤「………ムカつくから……」
私は気にせず教室入ったら青峰が私の机を蹴った……教科書もバラバラに落ちてる……
教科書拾ったら……桃井が私を見て震えてる…
ガンッ
紫原が桃井に空き缶を投げた…
桃「〜〜〜……痛………」
紫「ごめんごめんさっちん…ミスっちゃったよーー」
ミスったんじゃない……わざと桃井に……
あや「さつきちゃん……本番だよ……」
桃井は私から離れて村井の方に行った……
授業が終わって…帰ろうとしたら花壇の所に黒子がいた…
近づいたらひまわりの芽が生えてる…黒子は日直ノートに芽の絵を書いてる…
A「黒子…絵うまいね…ひまわりが好きなの?」
黒「別に好きでもないです…ひまわりはゴッホにとってユートピアな象徴なんです」
A「ユートピア……理想の国ってこと?」
黒「どこにもないっていう国もありますけどね…」
A「ふ〜〜ん…」
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海莉 - ライフっていう漫画の話と似てせますか? (2017年1月17日 1時) (レス) id: ac0852ff12 (このIDを非表示/違反報告)
ゆぅ - 更新頑張ってください!応援してます (2016年5月29日 15時) (レス) id: e021ca3a44 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:わー | 作成日時:2016年2月26日 13時