◇４ たたみ♪（◆大宮智也◆の代役です） ページ5
智「１０時からの会議に伺いました」
清潔な雰囲気が漂う社内の受付嬢に、大野が近づいて行った
・
・・・近代的。
そんなものが、会社の雰囲気から感じられる。
今、一番世間での知名度が高い音楽会社と言えば、ここ。
「yellow sunlight」
今日の会議の相手は、うちの会社とはライバル同士であるyellow sunlightの若き社長。
そう、確か、名前は・・・
・
受付「はい。お名前をお伺い致します」
智「Shiny musicの、大野です」
受付「後ろの方は・・・」
二人が私の方をチラリと見た。
おじぎをすると、受付嬢に向き直った大野がキッパリと告げる
智「弊社の社長の、三澤です」
・
そこからの受付嬢の態度は一気に固くなる。
この業界なら、「三澤A」と言いさえすれば
大抵の場合話が通る
今回も、同じ。
・
案内されたエレベーターに乗り込み、大野が最上階のボタンを静かに押した
ドアが閉まるのを見届けて、
私は短い溜息をつく
A「ここの社長の二宮さんが申し込んできた会議なんでしょう？」
智「はい」
眉ひとつ動かさずに返答する大野。
・
そういう男だ。
秘書としての仕事は他の誰にも劣ることがない優秀な人材なので、この先手放すことはきっとない。
愛想のない態度にも、もう慣れた
・
A「なら、あっちがウチにくるべきなんじゃない？
私も暇じゃないんだから。今朝だって・・・」
智「スケジュールは後ほど調整致しますので、ご心配なく。
それに、この会社との情報交換は、Shiny musicにとっても得るものが多いと存じますが。お受けして損はないと。」
・
確かに。学ぶことは多いだろう。
無名といっても過言ではない。そんな状態の会社を受け継ぎ、
この若さでここまで持ってきたという条件は同じ。
それでも、より一層成功したのはyellow sunlightだった。
・
父親の会社を継いだ一人娘の私。
右も左もわからないまま、血を吐くような努力をしてここまで会社を発展させた。
「親の七光りの女社長」なんて言わせない。
・
でも、事実、かなわなかった。二宮和也には。
・・・どんな人なんだろう。
・
・・・見極めてやるわ。
・
最上階の到着を告げる機械音が響く。
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まも(プロフ) - 萌葉さん→コメ返、私がやれせていただきますm(__)m本当にみんな凄いですよね！私も驚愕しています(笑)更新、頑張りますね(｡･ω･ｏ) (2011年10月31日 10時) (
レス) id: 7474ce4e2c (このIDを非表示/違反報告)
萌葉(プロフ) - 皆様、素晴らしい文才です…＊ 更新、頑張って下さい! (2011年10月30日 21時) (レス) id: 0114b05d92 (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮ＬＵＬＵ(プロフ) - shonaさん≫ぃぇぃぇコメ返してくださって嬉しいです＾＾これからもがんばってくださいっ!! (2011年10月29日 14時) (レス) id: 1d5b7699a1 (このIDを非表示/違反報告)
shona(プロフ) - LULUさん＞初めまして＾＾智ちゃんがコメ返じゃなくて本当にごめんなさい(汗 気がついたので…＾＾更新頑張ります☆ (2011年10月22日 11時) (レス) id: 02b68ed48b (このIDを非表示/違反報告)
LULU(プロフ) - 智ちゃん、来ました☆皆さん、初めまして。豪華作者様のコラボ作・・・さすがですっ！続きが気になってｳｽﾞｳｽﾞしてます(笑)自分の小説との掛け持ちで更新難しいと思いますが楽しみに待ってます！皆さん頑張ってくださいね＾＾ (2011年10月10日 21時) (レス) id: 1d5b7699a1 (このIDを非表示/違反報告)
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