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６８話目射手の覚悟 ページ28
羽毛side
一人で悩んでいればいいと思っていた
そうすれば誰かを守れると思って……
でも、Aを傷つけてしまった
何でなんだろう……
彼を守るために彼の騎士となったのに
彼の守護騎士でありながら彼を傷つけてしまうことは許されない
なら……、やることは１つだ
羽「ずるいよな……」
笑いながらあいつの頭を撫でてやる
一人で先を歩き俺達を照らしてくれる甘え下手な天使を支える
それがこの学院の願いだったはずだ
だからこそ守るはずだったのに
羽「ごめん、もう大丈夫だ」
怖かったんだな、俺達全員
いつかまた人形になってしまうかもしれないって思って
でももう迷わない
羽「終焉の射手、今この場をもってあなたに忠誠を誓います」
これは逃げじゃない
お前から逃げようとした俺の贖罪だ
だからさぁ……
貴「ありがとう……、羽毛……」
もう、抱え込まないでよ……
A……
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作者名：黒魔剣士 | 作成日時：2018年6月22日 19時
