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。+。第八十六話。+。 もう!私ってば泣き虫すぎるぅぅ!! ページ43

貴女side




『・・本気で言ってんのかって、聞いてんだよ!!!』





私はそう言いながら、驚いて目を見開いている彼の頬をグーで殴った。



バキッ!!




「いってて・・」




私は ヘラッと殴られた所を擦っている彼に更にイラッして 胸倉をガッと掴んだ。







『・・アンタね、言っていいことと、悪い事があるって知らないの?!


私は政宗さんに同情とかしてるわけじゃない!!


ただ、一緒に居たいんだよ!!

私が困ってるときに伊達軍に迎い入れてくれた、優しい皆と一緒に居たいの!!



・・政宗さんの、眼帯の下なんて知らねェよ!!

色々あって辛かったんだろうし、悲しかったと思う。


けど、そんなの関係ないじゃん!!

右目がどうとか、知るかボケ!!



そりゃ、いつかは知りたいけど、私は政宗さんから教えてくれるまで絶対聞かない!!



・・あの人の何か知ってる訳でもないのに、適当な事言うな馬鹿!!』







まとまりのない言いたいことを全部言うと、ボロボロと涙が溢れてきて

彼の胸倉を力なく放すと、自分の手で 泣いている醜い顔を隠した。




・・もう!何で説教してんのに私が泣くんだよォォ!!

佐助の時もそうだったし!

私が学校の先生だったら絶対ナメられるよ、コレ!!




そう思いながら泣いてると、私の頬に大きな手が添えられ、

不思議に思って顔を上げて見ると、さっきと違う申し訳なさそうな彼の顔。






「・・A・・俺・・・」


『っ、ふえッ・・慶、ちゃん・・?』



「・・・Aッ!!!!」







彼の名前を呼んだ時、後ろから聞きなれた低い声がして、

振り返ると、政宗さんとこじゅさんが居た。






『ま、政宗、さん・・?!こじゅ、さんも・・!!』






泣きながら嗚咽混じりに言って、二人のもとに駆けようとすると、

後ろからヒョイと担がれ、私は担がれたまま馬に乗っていた。






『慶ちゃん、やだ・・!放、して・・!!

こじゅさん・・政宗さん・・!!!』



「テメェ!Aを何処に連れて行く気だ!!」



「おお、怖いねェ。

・・Aは加賀で幸せになるんだよ!!」



『えっ、慶ちゃん・・?!』



「はっ!!」







慶ちゃんは掛け声をすると、馬を高速で走らせた。


どんどん遠ざかる政宗さん達の姿。







「A・・!! 行くぞ!小十郎!!」


「御意!!」






政宗等はAを取り返すべく、馬を走らせ 前を走る風来坊を追いかけた。

。+。第八十七話。+。 俺の時代がきた・・!!(←馬鹿)→←。+。第八十五話。+。 プッツン キレちゃうZO☆



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伊達政宗の正室♪ - 面白いです(*´∀`)ノギャグでもドキドキしちゃいます(///∇///) (2014年2月22日 17時) (レス) id: d4847c7c33 (このIDを非表示/違反報告)
麗月 - はじめまして!最初からずっと見てます。更新頑張ってください!そして、こじゅにプロレス技かけられる夢主さん…(笑)こじゅ、もっとやれー!!((殴 (2014年2月9日 21時) (レス) id: 376426b8ad (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:cocoa x他1人 | 作者ホームページ:http://commu.nosv.org/p/mosako  
作成日時:2014年2月9日 20時

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