。+。第七十三話。+。 私だって女っぽくですねェ・・!! ページ28
貴女side
楽しくご飯を食べ終え、皆でダラダラしてる私たち。
『そういうば、政宗さん。
私たちは今日帰るんですか?あと、幸村さんは何処?』
「ああ。そんな何日も居たら奥州がやられるかもしれねェからな。
真田はどっかに走ってったぜ」
「・・もしかして、まだここに居たいとでも思ってんじゃねェだろうな?」
『ドキィ!)・・にゃんのことやら』
こじゅさんに私がずっと思っていることを言われ、目線を逸らした。
すると、視線の先には佐助が居て彼は私に気づいてニヤッと笑った。
“・・その先はどうなるか分かるよね・・?”
私は先程のことを思い出して、ボッと顔が紅くなって俯いた。
「・・A」
『・・なんです?』
「なんで猿に照れてんだ?」
『別に照れてないですよ』
「・・気に食わねえな。
お前に乙女の恥じらいは似合わねェんだよ!!今日の格好もなんだそれは!!」
『はっ、はァァ?!』
何故かいきなり政宗さんに私の服と態度に対してボロクソ言われた。
確かに、今日は髪をおろしてスカートを履いているが、それが何だと言うのだ。
カチンときた私は勢いよく立ちあがって、政宗さんを睨んだ。
『別に私がどんな格好したって、佐助にどんな態度したって、いいじゃないですか!!
バーカ!!』
「馬鹿はテメェだ!馬鹿女!」
『・・私だって少しは女っぽくしようと思って、こうしてみたのに・・!
・・もうやだ・・!!』
じわっと涙が滲んできてフイッとソッポ向くと、佐助が私の首に腕をまわした。
「・・独眼竜は可愛いと思わないの?
いつもと違って可愛いじゃん。ねえ?」
『いや、私に言われても!!』
「それに、涙目ってそそらない?」
佐助が私の顔をクイッと上げながら言うと、政宗さんは立ち上がって、佐助から私を離させた。
「俺の物に気安く触んな猿」
「独眼竜のモノとは知らなかった。こりゃ失敬。
でも、お宅の御姫さん、俺様の事誘惑してきたけど?」
佐助は挑発的に笑いながら言うと、政宗さんはバッと私に向いた。
「・・誘惑・・?」
『ゲッ!佐助なにバラしてんだよ!!
ま、政宗さん、違いますよ、それにはちゃんとした訳が・・!』
「・・問答無用だ馬鹿女ァァァァ!!」
『ぎゃあァァァ!!』
「ぷっ・・!」 「はあァ・・」
『痛い痛い!ギブぅぅう!!』
「・・・若い者は元気よのう・・」
。+。第七十四話。+。 ばいばいくらい言いたかったのにな・・。→←。+。第七十二話。+。 ・・・いただきますっ!!
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伊達政宗の正室♪ - 面白いです(*´∀`)ノギャグでもドキドキしちゃいます(///∇///) (2014年2月22日 17時) (レス) id: d4847c7c33 (このIDを非表示/違反報告)
麗月 - はじめまして!最初からずっと見てます。更新頑張ってください!そして、こじゅにプロレス技かけられる夢主さん…(笑)こじゅ、もっとやれー!!((殴 (2014年2月9日 21時) (レス) id: 376426b8ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:cocoa x他1人 | 作者ホームページ:http://commu.nosv.org/p/mosako
作成日時:2014年2月9日 20時