検索窓
今日:8 hit、昨日:1 hit、合計:89,628 hit

。+。第三十六話。+。 真のトモダチ、Getだぜ! ページ39

貴女side


私は今、花実ちゃんの手をギュッと握って廊下をドスドスと歩いていた。



・・本当に皆の態度には呆れたっていうか、許せない!!

まあ、跳び蹴りしてやったけどなァァァ!!

ざまァみろ!ふははははは!!!



と、思っていると いつの間にか彼女の手を強く握り過ぎていたみたいで、後ろから “痛い・・” と小さい声が聞こえた。








『あっ・・花実ちゃん、ごめんね。

・・私があんな事になるから、花実ちゃんが・・』







手を離して、作り笑いをしながら振り返って そう言うと、花実ちゃんが私にギュッと抱きついてきた。







「・・ありがとうございますっ・・!!

先程、私なんかの為に怒ってくださって・・嬉しゅうございました・・!!

ありがとう、ありがとうっ・・・!!」






大粒の涙を流しながら、そう言ってくれて、私もとても嬉しかった。


私は花実ちゃんの手をギュッと握り直した。






『私は大したことしてないよ。ただ、思ったことをぶちまけただけ。

・・前に花実ちゃんは “自分を大事に!” って言ったでしょ?

それ、花実ちゃんも一緒。

“私なんか”って言わないで、もっと堂々と!元気ハツラツに!

楽しく生きよ、ね?』




「・・はいっ・・!

私、Aさんに出会えてよかったです・・!」




『あは〜、私もだよ!

私は何があっても花実ちゃんの味方、だからさ!!

相談事があったら、何でも言って!


・・友達、でしょ?』







ヘラヘラ笑いながら そう言うと、花実ちゃんの瞳からは また涙が零れおちた。


・・そんなに私と友達になるの、嫌だったァァァ?!


オロオロとしてると、花実ちゃんは力なく華の様にフニャっと笑った。







「・・ありがとう、A。

私も何があっても貴女の味方だから・・友達、だから・・」



『キュン)・・可愛いなァァァ!!

ずっっっと その喋り方でいいからねェェェ!!』



「あ、ありがとう?」



『ぐうぅ〜・・)・・ご飯、食べに行こっか』



「そう、だね・・」



『・・大丈夫!私が付いてるから!』



「・・うんっ!」






花実ちゃんと ようやく “真の友達” になれて とても嬉しかった。



ルンルンとしながら、私たちは政宗さん達・・ご飯の待つ部屋に駆けて行ったのだった。
 

。+。第三十七話。+。 理由がないと こういうのって恥ずいよね。→←。+。第三十五話。+。 まさかの跳び蹴りじゃァァァァ!!



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (41 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
64人がお気に入り
設定タグ:cocoa , 戦国BASARA , 伊達政宗
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

黄猫(プロフ) - 4やりました!もうですね、政宗イケメンでしょ!?の繰り返しでしたよwあぁ、政宗になら犯さr((頑張ってください! (2014年3月3日 22時) (レス) id: b94bb2560a (このIDを非表示/違反報告)
ドラゴンボール大好き(プロフ) - 面白い! 超面白い!!読めば読むほど続きが気になる!!!  (2014年1月25日 16時) (レス) id: 11ed21ec52 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:cocoa x他1人 | 作者ホームページ:http://commu.nosv.org/p/mosako  
作成日時:2014年1月19日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。