よーん。 ページ4
｢つーか部活はどうしたよ。こんな消毒くせぇところでサボってんじゃねぇ｣
悠仁｢うるせぇなぁ部活は５前に終わんの！俺だって暇じゃなきゃいちいち見舞いなんてこねーよ｣
『そもそも入ってない』
｢けっ、ゆとりがよ｣
床に座り、じいちゃんの布団に腕を乗せ、その上に顔を置く。
するとじいちゃんは頭を撫でてくれる。
私はこの時間が好きだ。
｢……悠仁｣
悠仁｢んー？｣
｢オマエは強いから、人を助けろ。手の届く範囲でいい、救えるやつは救っとけ。迷っても感謝されなくても、とにかく助けてやれ。
Aは悠仁を助けてやってくれ。あいつが迷った時、行き詰まった時、そばに居てやってくれ。
オマエらは大勢に囲まれて死ね。
俺みたいになるなよ｣
『？じいちゃん？』
私の頭を撫でてた手が動きを止め、横にずり落ちる。
どういうことか、理解出来なかった。
いや、理解出来ていた。理解したくないと拒んでいるだけ。
悠仁｢…爺ちゃん？｣
悠仁が暗い顔でナースコールをとる。
ここからでも看護師さんの声が聞こえるくらい静まった部屋で、悠仁が言葉を発した。
悠仁｢爺ちゃん、死にました｣
｢うん、必要な書類はこれで全部｣
悠仁｢ウッス。お世話になりました｣
｢本当に大丈夫？Aさんも｣
『私は大丈夫ですよ』
悠仁｢そーっすね、こういうの初めてなんでまだ実感湧かないかな…。
でもいつまでもメソメソしてたら爺ちゃんにキレられるし、後は笑ってこんがり焼きます｣
｢言い方…！｣
｢虎杖悠仁とAAだな。
呪術高専の伏黒だ、悪いがあまり時間がない｣
誰？
私自分から自己紹介しないタイプの人間だから話しかけられた以外ないと思うんだけど、この人とは会ったことない気がする…
同じクラスにもこの人いないでしょ…
伏黒｢お前が持ってる呪物はとても危険なものだ。今すぐこっちに渡せ｣
悠仁は誰やねん喪中だぞと言うばかりのガンを飛ばしてる。
ムッてしてるの伝わるわー。
悠仁｢じゅぶつ…？｣
伏黒｢これだ。持ってるだろ｣
伏黒サンのスマホには、年季の入った箱に御札がグルグル巻きになった何かが入っている写真があった。
あー、この間悠仁が百葉箱に入ってた！ってもってきたやつか。
悠仁｢んー？あー、はいはい拾ったわ。
俺はいいけどさ、先輩が気に入ってんだよね。
理由くらい説明してくんないと｣
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おかかかか(プロフ) - プスメラさん» 貴重なご意見ありがとうございます！ (2021年2月8日 23時) (
レス) id: 48fcbe9d4c (このIDを非表示/違反報告)
プスメラ - おかかかかさん初めまして、この小説は五条悟オチがいいです。お願いします。続き頑張って下さい。応援してます。楽しみにしてます。 (2021年2月8日 18時) (レス) id: 8685377221 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おかかかか | 作成日時：2021年1月12日 1時
