にじゅーなな。 ページ28
呪力のバリアを受けようとしてる悠仁の指が、微かに削れている。
悠仁を押して、自分が攻撃を受ける。
もう、誰も死んで欲しくないから。
NOside
攻撃を受けたAが、虎杖の膝の上に横たわっている。
攻撃を受け、大幅に削れたAの背中を見ながら虎杖が呟く。
悠仁「自惚れてた。俺は強いと思ってた。死に時を選べるくらいには、大切な人を守れるくらいには強いと思ってた」
まだ残ってる右手でAの頭を撫でる。
もう息が微かだ。
背中を傷つけないように、横に寝かせる。
悠仁「でも違った。俺は弱い。
あ"ーーー!!死にたくねぇ!!嫌だ!!嫌だ!!!
でも死ぬんだ…」
虎杖が呪いを込め、特級に殴り掛かる。
だがそれも防がれてしまった。
悠仁「クソッ!!」
アオーーォォン
遠くから聞こえる犬の遠吠え。
アオォォォォォン
それを合図に、呪いの王へと代わる。
宿儺「つくづく忌々しい小僧だ」
宿儺「Aはまだ息がある。
だがそう長くないか」
反転術式をかけ、大幅に抉れた背中を治す。
するとAの息は少し戻った。
宿儺「少し待て、今考えてる」
両面宿儺はぽんぽんと呪いの肩を叩き、この後の事を考える。
宿儺(
コレだろうな。振り出しに戻してやる)
宿儺「おい、ガキ共を殺しに行くぞ付いて来い」
自分にも反転術式をかけ指を戻し、Aを片腕で持ち上げる。
が、特級は宿儺を殺さなければならないと感じたようで、宿儺に呪力を飛ばす。
宿儺「馬鹿が」
「ガアアア"!!」
しかしその攻撃は
それどころかもう片方の手を治してしまったと言っている。
宿儺「あ、こっちも治してしまった。
散歩は嫌か。まあ元来、呪霊は生まれた場に留まるモノだしな。良い良い」
宿儺はAを俵担ぎにし
宿儺「ここで死ね」
呪霊を地伏せさせた。
宿儺「ほら頑張れ頑張れ」
呪霊の頭を踏みつけ、落とす。
呪霊も反撃に出て宿儺の足を掴むが
腕を切り落とされる。
瓦礫の上に座り、Aを膝の上に乗せる。
宿儺「呪霊と言えど、腕は惜しいか?」
呪霊に腕を見せつけ、高らかに笑う。
紛れもない、呪いの王だ。
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おかかかか(プロフ) - プスメラさん» 貴重なご意見ありがとうございます! (2021年2月8日 23時) (レス) id: 48fcbe9d4c (このIDを非表示/違反報告)
プスメラ - おかかかかさん初めまして、この小説は五条悟オチがいいです。お願いします。続き頑張って下さい。応援してます。楽しみにしてます。 (2021年2月8日 18時) (レス) id: 8685377221 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おかかかか | 作成日時:2021年1月12日 1時