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じゅーいち。 ページ11

五条「亡くなったのは?」

悠仁「爺ちゃん。でも、俺とAにとっては親みたいなもんかな」

五条「そっか。すまないね、そんな時に。
で、どうするかは決まった?」


悠仁「……こういうさ、呪いの被害って結構あんの?」


五条「今回はかなり特殊なケースだけど、被害の規模だけで言ったらザラにあるかな。

呪いに遭遇して普通に死ねたら御の字。ぐちゃぐちゃにされても死体が見つかればまだましってもんだ。

宿儺の捜索をするとなれば凄惨な現場を見ることもあるだろうし、君達がそうならないとは言ってあげられない。


ま、好きな地獄を選んでよ」





少し手に力が入り、服を握る。


自分は死ぬことが怖い。死と言う概念が怖い。
だから、いつ死ぬか分からないこの業界に足を踏み入れたくはない。

けど





___悠仁を支えてやってくれ___









……じいちゃん、私の選択は合ってますか?

もしこの選択をした事によって、悠仁が傷付くかもしれないと思うと、少し…不安です。


__ちゃんと見守っててね。









悠仁「宿儺の指が全部消えれば、呪いに殺される人も少しは減るかな」


五条「!…勿論」






悠仁「あの指、まだある?」

五条「ん」


悠仁「改めて見ると気色悪いなぁ…」




五条さんが私を後ろにやる。
…悠仁なら大丈夫。





パクッ




ゴクン





悠仁の顔に模様が浮かび上がる。
一瞬目を見開き、すぐ下を向く悠仁。



「クッ、ククッ…」





悠仁「おぇっ、まっず。笑えてくるわ…」



うん。ちゃんと悠仁だ。






悠仁「どったの?」

五条「いや、なんでもない。

『覚悟は出来た』って、ことでいいのかな?」



悠仁「…全然。


なんで俺が死刑なんだって思ってるよ。でも呪いはほっとけねぇ。
本当に面倒臭せぇ呪いだよ。

宿儺は全部食ってやる。後は知らん。

自分(テメェ)の死に様は、もう決まってんだわ」



『…悠仁が死ぬ時は、一緒に逝くよ』ボソッ




五条「いいね、君らみたいのは嫌いじゃない。
楽しい地獄になりそうだ。

今日中に荷物まとめておいて」



『?』

悠仁「どっか行くの?」


伏黒「東京」



『伏黒さん!』

悠仁「伏黒!!
元気そうじゃん!」



いや、包帯。見えてる?




伏黒「包帯みてそう思うか?

オマエらはこれから俺と同じ、呪術師の学校に転入するんだ」




東京都立呪術高等専門学校





五条「ちなみに一年生は君達で四人目」


悠仁「少なっ!!」

じゅーに。→←じゅーう。



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おかかかか(プロフ) - プスメラさん» 貴重なご意見ありがとうございます! (2021年2月8日 23時) (レス) id: 48fcbe9d4c (このIDを非表示/違反報告)
プスメラ - おかかかかさん初めまして、この小説は五条悟オチがいいです。お願いします。続き頑張って下さい。応援してます。楽しみにしてます。 (2021年2月8日 18時) (レス) id: 8685377221 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:おかかかか | 作成日時:2021年1月12日 1時

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