【ハリ】私がトリップした話【ポタ】 (ページ4)

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スマホを机に置いたときふと目に入ったのは、綺麗に畳まれていた自分の私服。

洗濯されていたようだった。

嫌な予感がした。

『す、スネイプ先生…。わたし…服…ス「安心しろ。ここに連れてくる前に医務室に運んだ。そのときに女性の看護師に着替えさせるように頼んだ。そのシャツは我輩の学生時代の頃のシャツだが、それ以上小さいものが無かった。」

『よ、よかった…。…て、てか彼シャツとはまさに…彼氏じゃないけ―ス「貴様のような子どもに興味はない。」

『なっ！私もう20歳ですけど！？』

ス「日本人は西洋人よりもだいぶ若く見えると言うが…。貴様は明らかに子どもだろう。」

『ホントはもっと大人です。;』

自分で言っておいて何言ってんだという顔をした。
もちろんスネイプ先生も同じような顔をした。

ス「このことは校長に伝えてある。」

『…ダンブルドア校長？』

ス「校長の名前も知っているのか。」

やばいと思った。こんなんじゃ益々怪しまれて当然のことだ。

ス「授業が全て終わり、生徒が各々の寮に戻ったら校長からお呼び出しが掛かることになっている。」

『は…はい。』

ス「それまではここにいろ。」

スネイプ先生の部屋で2人きり。
さらに椅子に座っている自分を黙って先生に見つめられるオプション付き。

『あの…。そんなに見てなくても私どこにも逃げたりしませんよ…？;』

ス「貴様がどんな方法で学校の敷地内に入ったかもわからん。いつどんな術を使うのか―『魔法、使えませんし、使ったこともないですよ？』

ス「…。」

またか、こいつは。という顔をされた。
確かにこの世界にトリップしてきた時点で魔法以外の何でもない。

『そんな顔しないでください本当です。』

ス「校長から声が掛かるまでまた横になっていた方がいい。」

『ちょっと…もう私大丈夫ですけど…。;』

ス「…。」

『先生が寝ろと仰るのならそうしますけど…！』

せっかく2人きりなのに目をつぶって大人しく寝るというのはどうにも勿体ない気がしてならない。

『せ、せめて先生の顔をもうちょっと眺めてから眠りた―ス「貴様はそのまま一生目覚めなくてよろしい。」

シャツの首を捕まれながらベッドまで引きずられる。

『ちょっと！下！！下見えますから！そこは掴まないでください！！』

シャツの裾を必死に下に引っ張ってそう叫べば、先程よりイラついた顔をされ、

ス「最初から言うことを聞け。」

そう言われた。