【友達へ】

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‐どうしよう！！私も初日から失敗した！！人のこと言えないじゃん…！！

ス「…。」

『ご、ごめんなさい！』

ス「…続けろ。」

『は、はい…』
‐折れたペン、持ってかれた…。この場合｢没収｣って言葉のが正しいのかも…。

ﾋｿﾋｿ…

マ『おい、見ろよ。アイツ、さっきポッターたちと群れてた奴じゃないか。お友達揃って初日の授業で怒られてるぞ。傑作だな。』

ロ「おいハリー。ナマエが早速マルフォイに目付けられてるよ。」

ポ「ホントだ。ナマエに何かしないか、気にしないとね。」

ス「術が使えるようになった者は手を挙げろ。吾輩の目の前でやって見せろ。」

『あがれっ…、あがれっ』
‐羽…、浮いてくれ～…。頼む…！！

『あがれ』
‐だ、ダメだ…。他にもまだやってる子いるけど半分くらいの子はもう終わって着席してる…。

ス「そこまで！…今立っている生徒は減点とする。」

‐そ、そんな！！嘘でしょ…。

ｷｰﾝｺﾝｶｰﾝｺｰﾝ…

ス「本日の授業はここまでとする。」

――――――――――――

『お、終わった…。完全に終わった…。』

ロ「なに言ってるんだよ。次はホウキの授業だろ？」

『そういうんじゃない！！泣』

ロ「はぁ？;」

ポ「君ってそんなに大きな声が出せたんだね。」

『う…。ごめん、驚かせて。』

ハ「どうしたの？なにが終わったの？」

『単位…というか、信頼…というか、もう、色々…泣』

ハ「失敗は誰にだってあるわ？」

『なんでも完璧なハーマイオニーに言われても…泣』

ハ「私にだって苦手はあるわよ。」

『…魔法は論外でしょ。』

ロ「ナマエ、気にしすぎだよ。僕だって小さい頃は――『もう小さいって歳じゃないんだけど。』

ロ「…なぐさめてやってるんだろ。」

――――――――――――

ダ「スネイプ先生。」

ス「なにか。」

ダ「今年の新入生はいかがだったかの。」

ス「例年と特に変わったことなどは…。…。」

ダ「どうした。」

ス「1つ尋ねたいことが。」

――――――――――――

ハ「この時間は外の授業だし、ナマエと一緒に受けられてよかったわ。」

『ほんとに！私も安心してる…！』

ハ「ホウキの経験は？」

『…ない』

ハ「あたしもよ。どっちが早く慣れるかしら？」

『が、がんばる！』

ハ「あがれ！あがれ！」

ロ「あがれっ！あがれっ！」

ポ「あがれっ、…あがれっ」

『あ、あがれ！！』

ﾋｭｯ
『あ、あがった―ﾊﾟｼｨｯ!
いっ、痛ーーーーー！！！』