はじまり ページ1
…はじまりは、いつだったのだろう。
君はひとりぼっちだった私を見つけ、声をかけてきたんだ。
「名前はなんて言うの?」
その声に私は、救われたんだ…
ピピピッ…ピピピッ…
まぶしい日光と共に、私は目を覚ました。気持ちのよい風がそよそよと窓から入ってきた。
はじめまして!私は横山春花。びっぶる高等学校ってとこに通っている、高校2年生っす!
とりあえず、今7時30分過ぎなんで駅に行かないと電車に間に合わん。みんなの前で、遅刻した人は3分間反省スピーチというのをやらされるんだ…。地獄。
電車にギリギリ間に合い、教室の扉をガラッと開けると…。
?「ふっは、お前遅くね?後3分でHRはじまるぞ?」
なんだと…まあいつもの事だし、よしとしよう。先生の話を聞いてる間、さっき話かけてきた奴を紹介する。こいつの名前は笹木ほの。クラスの人気者だ…チッ
いつもいつも、きもいとかうざいだとか、まーよく私の事を好き勝手に言ってくれちゃってるんです。許さん…。こいつのせいで、クラスの男子までふざけてきもいとか言いはじめたし…。まあ、楽しいからいいけど。
でもな、一番許せねえのはこいつの自慢話。告白されただのなんだの、こんなこと言われただの…。正直言って、めんどくさい。が、たまに本当に聞いてるこっちもドキドキするような話を持ってくるから話に付き合う。
でもな、こいつが他のクラスメートと話していると、なんかモヤモヤするって言うか…。つまり、嫉妬だな。本当に私の事を好きで仲良くしてんのか分からなくなる時さえある。
だから!私はあるどっきりを仕掛けることにしたのだ…。
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作者名:ぷるぷる刺身 | 作成日時:2018年9月22日 2時