後へ続け少年少女

《遅刻》　甘乃ちゃんhappybirthday ページ6

「甘乃！」

「「忌さん」」

「イミ」

「「「「誕生日おめでとう(ございます)(！)」」」」

「わぁっ！？
　な、何だ。ずいぶんと綺麗な飾りつけだなっ！？」

「うるさい」

「か、歌舞斗君…」

「花が大丈夫かわからなかったから宝石を用意したよ」

「ほ、宝石！？」

「兄貴、うるさいぞっ！」

「お前に言われたくねぇよ！
　ていうか、お前どんな同級生だよ！？」

「エンジェル・スキン・コーラル。
　石言葉は『変わらぬ思い』。
　いつでも意志を貫く忌さんにぴったりだと思うよ」

「え、しかもオレの時よりもみんなまとも…」

「先輩達も準備してるから、早々に退散しますね」

「この子可愛い」

「…イミ。
　誕生日にお前のニイサンが消え去りそうだ」

「やめてくれっ！」

「…そろそろ移動しようか。
　あっちにケーキもあるからね」

「分かったっ！
　じゃあ行ってくるぞ、兄貴っ！」

「い、いってらー…」

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