12.日の光 ページ13
あれから雷の呼吸を習得するための修行が始まった。まず、脚力を鍛えるための走り込みをすることになった。
A「どのくらい走ればいいですか?」
「あの山の頂上まで行ってから、朝になる前にまたここに戻ってこい。」
と言いながら指した山は、かなり離れたところにあった。どう考えても、朝になる前に戻ってこられるような距離ではなさそうだ。
A「あの山、ですか...」
善逸「遠すぎじゃ...」
「善逸、お前も走ってくるか?」
善逸「イエ! ダイジョウブデスッ」
早く出発しないと夕方になってしまいそうだったので、とにかく行けるところまで行ってみることにした。
あれから少し走っただけだが、もう息切れをしている。
A「あれ...?こんなに体力なかったっけ?」
あの森にいた鬼と戦ったときはいつも通りに戦えていた。鱗滝さんの家にいさせてもらっていた時は、修行らしいことはしていなかったが多少は体を動かしていた。
A「体力って、こんなにすぐ落ちるものだっけ...」
それに、さっきから日に当たっている肌がヒリヒリしている。ただの日焼けだと思っていたが、だんだん痛みが増しているようだ。
A「こんなに日焼けしやすくなかったのにな...何かおかしい」
さすがにこれ以上は走れそうにないので、休むことにした。日陰にいたら、だいぶ楽になってきた。
おじいさんには「朝になる前に戻ってこい」と言われていて、「1回も休まずに走れ」とは言われていない。鬼が出てきそうで怖いが、夜になってから走り始めることにした。
A「...あ、寝ちゃってた」
いつの間にか寝ていたようで、辺りは真っ暗だった。急いで出発しようと思い立ち上がると、雀が何か持ってきてくれた。
雀「ゼンイツカラ! ゼンイツカラ!」
風呂敷を開けてみると、おにぎりと手紙が入っていた。手紙には「大丈夫か?必ず帰ってくるんだぞ」と書いてあった。
A「心配性だな...」
おにぎりを食べてから、また走り出した。
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※本編ではありません
8月8日は時透無一郎くんのお誕生日でしたね!
8って横にすると∞になるということに気が付いて、1人で「うぉおお!」ってなっていました(変人)
※センスのが欠片が全くない下手くそなイラストが通ります
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心(プロフ) - とっても面白いです!続き楽しみにしてます!夢主は鬼になったちゃんでしょうか?応援してます! (2019年8月16日 13時) (レス) id: 2141c8a0fe (このIDを非表示/違反報告)
つる(プロフ) - ゆきなさん» わざわざありがとうございます。気付きましたか!無理せず自分のペース頑張りますね (2019年8月16日 1時) (レス) id: 4e2fae6810 (このIDを非表示/違反報告)
つる(プロフ) - 天さん» わざわざありがとうございます。楽しんでいただけるように頑張りますね! (2019年8月16日 0時) (レス) id: 4e2fae6810 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - 鬼になってますね!これからも無理せずに頑張ってください!楽しみにしてます! (2019年8月15日 20時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
天 - 続きがとっても気になります!!! 楽しみ!(*≧∀≦*) (2019年8月13日 22時) (レス) id: de9e002270 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:つる | 作成日時:2019年6月30日 19時