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66話 ページ16

私がもう少し早く来ていれば…


全部私のせい…


毛利軍は織田軍と戦っていた


本当に早く来ていれば……織田と戦う前に気付いて結界を張っていれば……こんな事にはならなかったかもしれない……




『元就様…元就様ぁ…っ

元就様ぁ……!!』




ごめんなさい、ごめんなさい…


全部私のせい


…私のせい?


違うわ…織田のせいよ…


フフフ…


そう、織田のせい




「A…様?」


『元就様の治療を御願い…』


「はい」




フラフラと立ち上がる




『結城』


「はい」




結城が私の前で膝を付いた




『帰ったら織田討伐に向けて作戦を立てる…そう、皆に伝えて』


「御意」




結城は去った

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作者名:月読巫女 | 作成日時:2016年10月23日 17時

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