【文スト】愛されてるあの子と愛されない私【太宰治】【中原中也】

待ってた ページ37

太宰視点

そろそろかな。と思っていると案の定



中也が入ってきた。


太宰｢やぁ！ちゅ、う、や？ ｣

わざとらしい口調で中也に突っかかると

中也は呆れた声で

中也｢手前、好きなやつに告白したあとがこれはかなり引くぜ？｣

と返してきた。

なぜ告白したのを知っているのだろうか。

と思っていると、その思考もよんだかのように、

何年相棒やってたと思ってんだよ

と、苦笑いした。

太宰｢てか中也、よくここまで来れたね？

からかいがてら聞いてみる

すると、

中也｢まぁ、手前のお陰かもな｣

と、小さい声で言った。

その中也の目線の先にはAちゃん。

なんだ。やっぱり中也も、Aちゃんのこと好きなんじゃないか

と、少しばかりイラついたけれど今はそれどころじゃない。


中也に、アイコンタクトを送ると無言で頷く


とにかく今は、目の前の敵が先だ。



フョードル・ドストエフスキー



覚悟してい給え、、









私達二人が協力してしまったのが運の尽きだ

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