【文スト】愛されてるあの子と愛されない私【太宰治】【中原中也】

会議 ページ13

大宰視点


谷崎｢……速見さんは、関係ないから下に行ってて｣

本当は、君のその細くて力ない腕を、引っ張って

止めたかった。

1人にしたくなかった

だってそうしないと、ふわふわと


綿菓子みたいに何処か私の中から溶けていきそうだったから

織田作みたいに＿


Aちゃんが、蛞蝓と電話してた時


嫉妬した。

なんでまだ蛞蝓の電話番号持ってるの、って



中也なんかに、取られたくないなって、。


それで無理やり剥がしてしまった。

あぁ、あとからなんと誤解をとけばいいだろうか。

会議よりも私はそっちが気になって仕方がない。


私は君に今、どう思われているだろうか。

嫌われていないだろうか。


きっと、嫌われただろうなぁ


そう思ってしまうと、頭の中はそれだけになってしまって

最早会議の内容すら分からない


何故魔人は、Aちゃんに目をつけてしまったのだろうか

なんて、今更どうしようもない事で

怒りが込み上げてくる



国木田｢＿い、！｣


あぁ、誰かが呼んでるきがするなぁ

国木田｢太宰！！｣

バッ、と、顔を上げる

国木田｢お前、ずっとぼーっとして、風邪でも引いたか？お前らしくない｣

確かに、こんなことでネガティヴになるのは

私らしくないかもしれない




兎に角、今最優先することは、









魔人をどうするか、だ




絶対に、いつもの日常に戻してみせるよ。





A＿

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