【文スト】愛されてるあの子と愛されない私【太宰治】【中原中也】

HappyEND太宰 ページ48

そして今の状況。

なんか太宰さんに告白されました((

太宰｢Aちゃんは、もう気づいてたかもしれないけど、私、Aちゃんの事が好き｣

いや初耳ですがな。なんて脳は冷静に動いているけど顔には普通に出ていたらしく

太宰さんに、顔赤いよといわれた。

私は太宰さんが好きだから結果としてはいいのだが、あまりにも唐突すぎて

頭の整理が追いつかなかった、

太宰｢Aちゃんは、中也の方が好きかもしれないけど、これだけは言えてよかったよ！

じゃあ私は帰らせて頂くね｣

私がぼーっとしていると、急に太宰さんがそういったものだから

慌てて引き止めた。

｢待ってください！私も太宰さんのこと、好きですよｯｯ!!!｣

こんな告白の仕方は望んでいなかったのだが、

もうこの際どうでもいい。ただ、わたしも太宰さんが好きだということを伝えたかった。

すると太宰さんは、しばらく固まってへにゃりと笑った。

太宰｢よ、良かったぁ。もし断られたら私、どうしようかと思っていたよ｣

断るはずないじゃないか。好きなんだから。

｢じゃあ両想いですね……？｣

私がそう言うと、太宰さんはそうだね、と微笑んで私にさっきの続きしたい？と聞いてきた。

おそらくキスのことだろう。私が、今はまだ…と言おうとすると

太宰さんは、やっぱり私がガマンできないや。

と言ってこちらに近づいてきた




今度のキスはさっきとは違う甘く深いキスだった

私がそれに入り浸っていると太宰さんは私の目をしっかりと見て言葉を放った。





太宰｢愛してるよ。A｣

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