217話 ページ31
kn side
あいつが急にシャツを脱ぎ始めた。
俺は焦って止めようとするが、それを見て俺は口を噤んだ。
「・・・実は私も、似たようなことをされたことあるんだよね。」
そう言うAの背中は、傷だらけだった。
「虐待って、バレないように見えないところを重点的に殴るらしいよ。」
そう言いながら彼女はシャツを着直す。
まさか彼女も同じだったなんて。
俺は、口を開いた。
kn「・・・俺の話、聞いてくれるか。」
「・・・勿論。」
俺はその返事を聞いて続けた。
kn「俺、親から望まれてへんかった子らしいねん。」
「・・・うん。」
kn「せやから、ガキんときは沢山されとった。でも段々と無関心になってったんやな。」
kn「そんで、今は生活費とかは祖母たちが出してくれとる。」
kn「今日は、遂に俺の部屋が無くなるとかで、荷物全部持ち帰ってきたんやけどな？」
kn「丁度アイツラの気分が悪かったみたいで、まぁ・・・案の定。」
kn「と言うわけなんやけど、な。引いたか？」
「・・・」
彼女の沈黙に少し不安になる。
すると、彼女が抱き着いてきた。
kn「ちょっA！？」
「引くわけ、ないじゃん・・・」
その一言に目の前がぱっと明るくなった気がした。
「がんばったね・・・」
そう言いながら、彼女は俺の背中を優しくぽんぽんとたたいてくれる。
安心して緊張がほぐれたのか、すっと涙がこぼれる。
なんだか心地良くて、俺は涙を流しながら眠りに落ちた。
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黒猫 - 最高！(只今絶賛語彙力低下キャンペーン中) (2022年8月4日 9時) (
レス) id: 64a3350714 (このIDを非表示/違反報告)
ねここ(プロフ) - 零さん、ありがとうございます！続きも頑張ります！ (2022年8月3日 21時) (レス) id: e8ce9394a1 (このIDを非表示/違反報告)
零 - マジで好きです。1から読み直してきました！私が好きな話はsypくんが夢主にネックレスをプレゼントするところです！同じようなネックレスを持っているのでもうﾀﾋにそうでした……続き待ってます！頑張ってください！ (2022年8月3日 19時) (レス) @page40 id: a562592b21 (このIDを非表示/違反報告)
オタク - ↓すんごくわかるww (2022年7月27日 11時) (レス) @page14 id: c1eed52d14 (このIDを非表示/違反報告)
Rein(プロフ) - シャオさんの「いっけなーい☆遅刻遅刻ぅ☆」から笑いが止まらんwwwww (2022年7月26日 22時) (レス) @page14 id: 06fb60aa03 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねここ | 作成日時：2022年7月23日 16時
