【そ/ら/る】ぬこになりまして。【歌/い/手】

33話目、にゃ！ ページ36

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私はなんとかそらるさんの腕から抜け出そうと
もぞもぞしていた。

だってこのままじゃ、窒息死すr…ことはないかも。恥ずかしいってのもあるかも。
なんか顔が熱い。なぜだ。


それから数分後、すっかり眠ってしまったそらるさんの腕から抜け出せた。
少し残念な気もしたのはなんでだろ。

私は、そらるさんの横で寝ることにした。
おやすみなさい。


***

そ「…あ、寝てた」

俺はそう呟いて起き上がった。
そして周りを見渡すと、

二日酔いにでもなったのか、どこか具合の悪そうなまふが寝ている。そして＿



いつかの夜に見た、あの女の子。



この子は…人間の、A。
本来の、元の姿のA。

寝ている時にだけ、元に戻っているっていうことは、もうすぐ戻れるっていうことか？
それはAの、1番の願いじゃないか？


そ「…一刻も早く、戻れるといいな。」


そう言って頭を撫でる。すると、Aは幸せそうに微笑んだように見えた。



心の何処かで、戻ってほしくない、と思う自分がいるのはどうしてなんだろうか。


Aが戻れることが最優先だろ？


あいつの願いを叶えようよ。


ちゃんとしろよ、俺。


俺はAにブランケットを掛けて、もう一度眠りについた。



_____*


MSSPのライブのチケットを友達があてやがりました。泣きたいです。

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