【そ/ら/る】ぬこになりまして。【歌/い/手】

25話目、にゃ！ ページ28

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しばらくすると、そらるさんがごはんを持ってきてくれた。美味しそう…

いただきますっ！
ﾊﾟｸﾊﾟｸﾓｸﾞﾓｸﾞｶﾞﾂｶﾞﾂ
ﾊﾞﾘﾝｶﾞｯｼｬﾝ←

おい、最後のSEおかしいぞ作者。←


ごちそうさまでした！

食べ終わってそらるさんを探すと、そらるさんは新聞を読んでいるところだった。
目つきがかなり真剣。何見てるのかな？
こっそり覗いちゃおう…

そろりそろりとそらるさんに近づき、ばれないように覗き込む。
そこに書いてある記事は、


【行方不明の女子生徒、未だ消息掴めず】

という見出し。私の事、だ。
なんでそらるさんがこれを？たまたま見てるだけかな？私だってわかるわけないもんね。


そ「また…」

？
そらるさんが何か呟いた。なんだろ。
空耳かな？ま、私には関係ないことかな。


そ「そうなのに…なんで…」


え？はい？どうしたんですか…？
なんだかそらるさんの様子がおかしい。

とても辛そうな、切ないような。
何かを堪えているような。
そんな表情をしている。


私は心配に思ってそらるさんの側で固まっていた。するとそらるさんは今気づいた、というように、私の方を向いた。


そ「あ、シュシュ…もう、寝ようか？」

そらるさんは微笑んだ。
けれど、それは哀しみの色を含んでいた。


私はそんなそらるさんを見ていられなくて、従うしかなかった。

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