おとなりさんその38 ページ40
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彼方さんに任せたまま、あちこちを見て回る。
駅前は再開発でいろいろなお店ができていたし、私自身も久しぶりの外出だったから
何処でもすごい楽しかった。隣に彼方さんがいるから安心してるというのもあるけど。
「…そろそろ、かな。A…行くよ。」
「…はい。」
「大丈夫大丈夫、他のみんなも集まってるっていうし。」
そろそろ、その言葉に自然と体がこわばっていくのを感じた。
もし、彼方さんが、皆が傷ついてしまったらどうしよう……
「A？大丈夫？」
「あ。はい……」
「大丈夫だよ、あいつらにはストッパーついてるし。それに…俺も強いしね？」
「はい……」
そうだ、みんなが協力してくれているのに私が逃げちゃだめだよね…
彼方さんの手を少し強く握り、一緒に公園に向かった。
すっかり薄暗くなった公園の奥、少し広くなったところにたどり着くと
彼方さんは振り向いて、私を背後に隠した。
「ねぇ、何ストーカーしてるの？出て来いよ。」
「…何で、なんでお前が姉さんと……」
「何でって……Aが俺のだから、それ以外にある？」
繋がれた手はそのままに、まっすぐにあの子を見つめて余裕そうにそう言った彼方さん。
対する彼は、顔を赤くして憎悪の感情でこちらを…彼方さんを睨みつけてる。
「だから、お前にはもう可能性がないんだよ…付きまとわないでくれない？」
「お前に…お前に…とられてたまるかぁぁ！」
「彼方さん！？」
そう叫び、あの子はこちらに走ってきた。
その手に、銀色に光るものを持って…待って、そのナイフは……危ない！
焦って彼方さんを見ると、マジかと言いながらまっすぐにあの子を見つめた。
そして、ナイフが目の前に迫ったと思った瞬間……あの子は地面に倒れていた。
「ぐぅ！？」
「え…？」
「…正当防衛、正当防衛。」
「彼方さん…？」
「あれ？言ってなかった？俺、こう見えて空手黒帯だよ。」
よかったー、鈍ってなくて。なんて言いながらあの子が落としたナイフを遠くに蹴る彼方さん。
そしてそのまま、あの子を動けないようにしていた。…強すぎじゃない？？
「なんで……俺は、俺は……」
「歪んだ愛は、幸せにはなれないんだよ。」
「くっ…」
「おまわりさん、こっちです！」
その時だった。まふ君の声が聞こえたと思ったら、警察と一緒にこちらに向かってきた。
ナイフを持っていたということで、あの子は逮捕された。
「これで…終わった？」
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きずもち - そらるさんが可愛すぎて生きるのが辛いんですけど？最近の30路ヤバい………あ、1番右の星押しましたヨーグルト (2020年3月22日 9時) (
レス) id: 1f53132dc8 (このIDを非表示/違反報告)
紬-つむぎ-(プロフ) - アイリスさん» 初めまして、コメントありがとうございます！アンケートへのご協力ありがとうございます<m(__)m>これからもよろしくお願いします！ (2020年3月17日 13時) (レス) id: 2363fe1fb7 (このIDを非表示/違反報告)
アイリス(プロフ) - コメント失礼します。まふまふさんのものを読んでみたいです！更新いつも楽しみにしています！！ (2020年3月16日 23時) (レス) id: d95e32f949 (このIDを非表示/違反報告)
紬(プロフ) - まとめてのご返信で失礼いたします。アンケートへのご協力ありがとうございました(*'ω'*)これからもどうぞよろしくお願いします…！皆様、体調には十分気を付けてお過ごしくださいー！ (2020年3月16日 18時) (レス) id: 2363fe1fb7 (このIDを非表示/違反報告)
華乃(プロフ) - コメント失礼します。センラさんのものを読んでみたいです。更新頑張ってください！応援しています！ (2020年3月16日 12時) (レス) id: 77b1303ed8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紬-つむぎ- | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/-tsumugi-
作成日時：2020年3月10日 23時
