おとなりさんのそらるさん。【歌 い 手】

おとなりさんその30 ページ32

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「ここはセンラも役に立てる…！」

「んじゃ、センラこれ切ってー」

「え、それ玉ねぎ…！？」

　

あれから何戦かバトルをして、時間も時間ということで皆でご飯を作ることに。
何を作るかと話し合った結果…オムライスを作ろうということになりました。
チキンライスはセンラとまふ君が、私とそらるさんがオムレツ部分を、nqrse君はスープ担当です。


　
「オムライスって難しいから普通はまふまふじゃないの…？」

「いやー、そこはそらるさんに頑張ってもらわないと！」

「……お前後で覚悟しとけよ。」

「えー？何のことですかー？」

　
そらるさんたちはさっきから何かを言い合ってる…
んー…ケチャップじゃ面白味がないしなぁ…どうしよっかなぁ……

　
「…水藻、これ使お。」

「あ、いいですね。そうしましょ！」

「ついでにまふまふのだけ色んなものいれてやる…」

「そ、そらるさん…？」

　
そらるさんがいつもと違う、黒い笑みを浮かべているけど…ま、いっか。
そらるさんが持ってきてくれたのはカレーのルー。うん、これは面白そう。

　
「まふくーん、野菜切り終わったでー」

「うん、それじゃあ炒めよっか。」

「水藻さーん、コンソメスープの素これくらいでいい？」

「どれー？…うん、大丈夫だよ。」

　
チキンライスが出来上がるまではやることがない私達はnqrse君の手伝いをしていた。
それから少しして、まふ君たちが作り上げたチキンライスを卵で包んでいくんだけど……

　
「よ…っと。」

「水藻うまくない？」

「こればかりは慣れですよねー」

　
作り慣れててよかったと思う。出来上がったオムライスにそらるさんが作っていた
カレーをかけて持っていけば、完成である。

　
「カレーやん！」

「めっちゃカレーの匂いすると思ったらここに使ったのか…でもおいしそう。」

「2人とも料理うますぎません？」

「俺カレーしか作ってないから、オムライスのうまさは水藻だね。」

「水藻さん凄すぎ…」

「そんなことないよ。」

　
出来上がった4つのカレーオムライスと、ポトフ。
それに水を入れれば…夜ご飯の完成である。

　
「「いただきまーす」」


　
それぞれが写真を撮ってから一口食べれば…うん、おいしい。
よかったー合うかなぁって思ったんだけど、大丈夫だった。


　
「うっま！カレーとチキンライスって合うんやな！」

「それ思った。」

「めちゃくちゃおいしい…」

「思い付きでもうまく行くもんだね…」

「よかった…」

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