おとなりさんその7 ページ9
*うらたぬきSIDE*
センラが引っ越し終わったと連絡が来たのが夕方。
へー今度遊びに行こうとか思っていた俺は予定を変更して坂田と一緒にセンラの家に向かっている。
その理由は、まーしぃが送ってきた1通のラインだ。
【センラ君が片想い中の女連れ込んでる!】
色々と誤解を生みそうな内容だが、これは…センラをほめてやりたい。
でも、何がどうしてどうなったかも気になるし、個人的にRougeさんに会ってみたい。
「なぁ、どう思う?」
「センラ…流石に破目外すことはせんやろし…面白そうやけど。」
「だよなー」
その後、まーしぃから再び来たラインに、俺達はますます足を速めることにした。
【やばい、Rougeさんめちゃくちゃ美人】
【センラの反応が面白すぎるwww】
「ここか?ここだよな。」
「めっちゃ綺麗やん!何階やっけ?」
「えっと…505だとよ。」
マンションのきれいさに驚きながら、インターホンを鳴らせば
不機嫌そうなセンラの声が聞こえてきた。
「…マジで来たん?」
「おー、早くいれて。」
「そーやそーや!」
俺達がそう言うと、無言で開くドア。
インターホンが切れる寸前、まーしぃが爆笑してる声が聞こえた。
「坂田、センラ用の土産は?」
「ストロングゼロ5本買ったで!」
「おぃい!?それは買いすぎだろ!?」
坂田…いつの間にそんなに買ってたんだよ。
まーしぃやRougeさんもいるんならそれくらいすぐに消えそう…だけど。
エレベーターを降りて、左右を見ると左側に苦笑いを隠しきれてないセンラの姿が。
「何で…何で来たん…?」
「面白そうだったから。」
「センラが女性家に呼んでるっていうから!」
「理由が…まぁえぇわ。」
「ほらこれ、まーしぃもおるって言うてたから多めに買ってきたで!」
「…どーも。」
坂田が、お酒の大量に入った袋を押し付けて、中に入っていった。
便乗して俺もお菓子が入った袋を押し付けて、家の中に入る…と、そこにいたのは。
まーしぃと、褪せた赤色の髪をした大人っぽい女性…Rougeさんか。
「よー、うらさかやん!」
「どうも、初めまして…」
「まーしぃめっちゃ飲んどるやん!…えっと、Rougeさん?」
「はい、初めまして。Rougeです。となりの坂田さんとうらたぬきさんですよね?」
「そうやで!センラと同い年やろ?俺とも一緒やから敬語いらんよ!」
「俺にも別にいらないから、よろしくね。」
さ、どうからかおうかな。
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ちょこ - 更新が止まってます!戻ってきてください!続き楽しみに待ってます!(´;ω;`) (2022年6月26日 23時) (レス) @page32 id: 5ad0b4ef6a (このIDを非表示/違反報告)
紬-つむぎ-(プロフ) - どぅ〜さん» 初めまして、コメントとご指摘ありがとうございます…!とても助かりました。これからもよろしくお願いします。 (2020年6月4日 12時) (レス) id: 620b29a5f9 (このIDを非表示/違反報告)
どぅ〜(プロフ) - pink catの本家はメイリアさんですよ...好きですこれからも応援してます!!!!!!! (2020年6月4日 9時) (レス) id: 952376b9df (このIDを非表示/違反報告)
紬-つむぎ-(プロフ) - ゆのさん» ゆのさん!こちらにもコメントありがとうございます(●´ω`●)被らないように…とうまく試行錯誤してます(笑)こちらもよろしくお願いします〜! (2020年4月6日 0時) (レス) id: 2363fe1fb7 (このIDを非表示/違反報告)
紬-つむぎ-(プロフ) - ありすちゃん?さん» 初めまして、コメントありがとうございます。全部読んでいただけてとても嬉しいです。これからもよろしくお願いします〜! (2020年4月6日 0時) (レス) id: 2363fe1fb7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紬-つむぎ- | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/-tsumugi-
作成日時:2020年3月15日 15時