おとなりさんその8 ページ10
*まふまふ SIDE*
「え、テーブルここで…あー…待ってコップあるかな。」
「おーいまふまふー?」
「あ、あと猫大丈夫かな…いろは達ケージにいれよっかな。」
「まふまふー?」
「ふぇ!?」
「とりあえず、うらさかがダッシュでコンビニ行ってくれたよ。」
そらるさんにそう言われて、うらさかがいなくなったことに気が付いた。
飲み物買いに行ってくれたのかな…ありがたい。
念の為、もう少しだけしっかり確認していると、インターホンが鳴った。
「ほら、来たぞまふまふ。」
「は、はい!!」
「そんなに緊張するなよ…」
そらるさんがおかしそうに笑いながら、声をかけてくれた。
いや、だってさっき会って、すぐにご飯って…あの、ね?
めちゃくちゃ嬉しいんだよ!?でも緊張というものが……
「は、はい…?」
「まーふどーん」
「なんだ、luz君か。」
「なんだってひどない!?順番に持ってくるからドア開けてや―」
インターホン越しの声がluz君だったことに少しがっかりしながらも
玄関までドアを開けに行く。開けた先にいたのは大きめのタッパーを大量に持って
小脇にさらに大きな紙皿を持っているluz君だった。
「ちょ、これもって!」
「う、うん…!?」
「んじゃ、また来るからドア開けたままにしといてな。」
「え、まだあるの…?」
「ブランが張り切ってな…あ、今度は一緒に来るから。がっかりせんといて?」
「ベ、別にがっかりしてないから!」
持っていたものすべてを押し付けて、にやりと笑いながら隣に戻っていくluz君。
もらったタッパーは5個……え、どれだけ作ってくれたんだろ。
しかも、女の人の手料理………おいしそうな匂いもするし。
「めちゃめちゃうまそうな匂いするやん!」
「…まふまふ。さすがに玄関開けたままにやけ顔はまずいぞ。」
「え、そんなにやばかった?」
「通報されそうなレベルでやばかった。」
「…気を付けます。」
両手に飲み物やお菓子が入った袋を持ったうらさかが戻ってきた。
きらきらした目でタッパーを見ているさかたんと、若干引いた眼で俺を見るうらたさん。
…俺そんなにやばい顔してたのか。さすがに自重しよう。
そう思ったとたんに、隣のドアが開いた。
「第2弾やでー」
「ど、どうもすみません突然……」
「あ、いやこちらこそありがとうございます!」
「とりあえず、自己紹介は後にして…坂田これもって。俺ブランさんの荷物もらうから。」
「了解!」
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紬-つむぎ-(プロフ) - 輪廻さん» ありがとうございます〜!更新頑張りますのでこれからもよろしくお願いします。 (2020年3月23日 12時) (レス) id: 2363fe1fb7 (このIDを非表示/違反報告)
紬-つむぎ-(プロフ) - りれるさん» 初めまして、コメントありがとうございます。そう言っていただけてとても嬉しいです。これkらもよろしくお願いします<m(__)m> (2020年3月23日 12時) (レス) id: 2363fe1fb7 (このIDを非表示/違反報告)
輪廻(プロフ) - 長文失礼しました。 (2020年3月22日 17時) (レス) id: 963d2f8943 (このIDを非表示/違反報告)
輪廻(プロフ) - 鈍感なまふまふさんもしゅき………あ!コメ失礼します!応援してますね!まふくんかわゆい……尊い……有難うございます…こんな神の作品を作っていただいて……頑張って更新してくださいね! (2020年3月22日 17時) (レス) id: 963d2f8943 (このIDを非表示/違反報告)
りれる(プロフ) - これからの展開が楽しみですね!応援してます! (2020年3月20日 17時) (レス) id: 2ed8ca63dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紬-つむぎ- | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/-tsumugi-
作成日時:2020年3月15日 15時