おとなりさんその23 ページ25
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私達が15杯ほど飲んだ頃、まふさんの酔いも少し冷めてきたということでお開きになった。
志麻さんとは連絡先も交換して、たまに飲みに行こうという話もしたし。
私達は、まふさんの酔いをもう少し冷ます為に駅のタクシー乗り場まで歩くことに。
「あー…美味しかったけど…やっぱお酒弱いなぁ。」
「日本酒は特に強いですから…」
「そう考えるとAも志麻君も強すぎるよね…」
「ま、まぁ…体質ですよ…」
そう、私もそんなに酔ってはいないのです。
時折ふらつくまふさんを支え…あ、そうだ。
「まふさん、はい！」
「へ…？」
「手、繋ぎます？その方が支えられますし…あ、いややっぱりなんでも…」
「ありがとう。」
言い出して、それはさすがに…と思って、手を引っ込めようとしたが
それを許さないというように、繋がれた手。
心なしか、まふさんの耳がさっきより赤くなってる。
「…あったかい。」
「お酒入ってるから、ですよ。」
「そうだね…」
私の顔も少し赤くなっているだろう。
luz君がよくくっついてくるから、慣れていると思ったけど
どうやら、そうじゃないらしい。
「A？顔赤いけど…お酒回ってきた？」
「い、いえ！ちょっとフラフラはしますけど…」
「そっか…いいや、もうタクシーのっちゃおう。」
そう言ってまふさんは、ちょうど通りかかったタクシーを捕まえて
手を引かれて、そのまま中に入ればまふさんは行き先を告げて私に寄り掛かってきた。
「まふさん…？」
「へへ、幸せだなぁ…」
「へ…？」
だいぶ酔っていたのか、その一言を呟いたまふさんはそのまますやすやと寝息を立て始めた。
真っ白な肌と、髪に対比するように真っ黒で長いまつ毛がおりている。
…ホント、これで男性なんて色々とずるいと思う。
「ずるいですよ…まふさん。」
「ん……」
その後、結局まふさんは家に着く直前まで起きず。
起きたと思ったら、タクシー代を全部払ってそのまま外に出ました。
繋がれた手はそのままで…あれですね。
「まふさん…タクシー代半分出しますよ？」
「いーの、俺に出させて。」
「えぇ…」
「じゃあさ、今度一緒に曲作ろうよ。」
「…それで、いいなら。」
約束。そう言って微笑むまふさんはとてもきれいで
luz君とは違う気持ちが心に生まれた気がします。暖かくなるこの気持ち。
「じゃあおやすみ、今日はありがとう。」
「こちらこそありがとうございました！」
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紬-つむぎ-(プロフ) - 輪廻さん» ありがとうございます〜！更新頑張りますのでこれからもよろしくお願いします。 (2020年3月23日 12時) (
レス) id: 2363fe1fb7 (このIDを非表示/違反報告)
紬-つむぎ-(プロフ) - りれるさん» 初めまして、コメントありがとうございます。そう言っていただけてとても嬉しいです。これkらもよろしくお願いします<m(__)m> (2020年3月23日 12時) (レス) id: 2363fe1fb7 (このIDを非表示/違反報告)
輪廻(プロフ) - 長文失礼しました。 (2020年3月22日 17時) (レス) id: 963d2f8943 (このIDを非表示/違反報告)
輪廻(プロフ) - 鈍感なまふまふさんもしゅき………あ！コメ失礼します！応援してますね！まふくんかわゆい……尊い……有難うございます…こんな神の作品を作っていただいて……頑張って更新してくださいね！ (2020年3月22日 17時) (レス) id: 963d2f8943 (このIDを非表示/違反報告)
りれる(プロフ) - これからの展開が楽しみですね！応援してます！ (2020年3月20日 17時) (レス) id: 2ed8ca63dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紬-つむぎ- | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/-tsumugi-
作成日時：2020年3月15日 15時
