おとなりさんのまふまふさん。【歌 い 手】

おとなりさんその12 ページ14

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おとなりさんがまふまふ…まふさんと知ってから3日が経ちました。
あれからまふさんとは連絡先を交換して、たまにご飯を一緒に食べる様になりました。
そして今日は、まふまふさんの家にお邪魔して夜ご飯を一緒に食べるんですが……

　
「ねぇA、今日はさ、ピザ作ってみようよ。」

「ピザ？ってことは生地からですか？」

「そうそう！動画見たら作ってみたくなってさ…」

「いいですね！作りましょ！！」

　
ピザかぁ、好きなんだけど1人で作ると食べきれないからあまり食べないんだよね…
しかも、生地からってことは…すごいこだわって作れそう、まふさんも料理上手だし……

　
「とりあえず色々と材料買ってみたんだけどさ…食べれないのとかある？」

「この中なら…ないですね。」

「おっけー、じゃあ早速生地から作ろ！」

「はい！」

　
まふさんに、まふまふさんは長いでしょと言われて
まふさんの名前が真冬ということもあり、まふさんと呼ぶようにして
私も、そんなにかしこまってほしくないといったらだいぶ砕けて話してもらえるようになった。
そんな訳で、今日はピザを作っていきます。


　
「まずは粉をそれぞれ量ろう。」

「強力粉と薄力粉と…塩と…」

「あとはドライイーストだって、パン作るみたいだね。」

「ですね…ところでまふさん、ピザ作ったことは？」

「生地からはないんだよね…Aは？」

「私も生地からは初めてです…」

　

初めてなので、2人でレシピを調べて確認しながら粉を量っていく。
それらを大きめのボールに入れて、泡だて器で混ぜていく。
ある程度、混ざったら今度はぬるま湯とオリーブオイルを入れて捏ねていくらしい。

　

「うっわ、べたべたする…これ結構まとまるまで時間かかりそうだね。」

「そうみたいですね…私もやりますよ？」

「さすがに力使うし俺がやるよ…あ、オリーブオイル入れてもらっていい？」

「分かりました！」

　
　
まふさんが生地をこねること5分ほど、まとまった生地を休めて発酵させる。
この間の2時間は、音楽の話をしていたらあっという間だった。
発酵した生地のガスを抜いて、1枚分ずつ分けてさらに休めていくんですけども……


　
「これ、結構作れるね…5枚くらい？」

「そう…ですね、どうしましょうか。」

「んー…誰か、来れるかなぁ…」


　
どうやら私達、生地をたくさん作りすぎたみたいです。
…luz君、呼ぼうかなぁ。

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