coffee or milk 2nd

・54 ページ7

.





35階に上がったは良かった。


そこまでは。






だけど……







『…分かんないよ』








間隔を置いて、ドア

間隔を置いて、ドア

間隔を置いて、ドア



この繰り返し。








そうだ、この際ちょっと歩いてみよう。

表札的なのあるかもしれないし。








___ポキポキ


そんなところに空気を読めるLINE。

臣さん後ろ、見ろよバーカ







後ろ？







『うしろ…あ。』









さっき普通に通り過ぎたドアの前に立ち潜む臣さん



まるで、俺のこと見えてないの？笑
って感じで。









『あ、はい。すいません。つきました』


「見て分かるっつーの笑

てか入らねぇの？」



『はい……る』








なぜだか臣さんの勢いに蹴倒されてるわたし。




どうした、わたし。と疑問に思いながら中に入る。






んまぁ入った瞬間きゃは//ですよ。









言いたいことを言うなれば、


何でこんなにいい匂いしてるんですか。
何でこんなにオシャレなんですか。
何でこんなに綺麗なんですか。







…もっとあるけど止めとこ。









微かに流れるセンスのいい音や、大きなテレビの前に設置してあるガラスのテーブル







そこには、シャンパングラスが2本





『シャンパンだぁー♡』


「好きなんだ、シャンパン」


『好き！めっちゃ！あー♡』








お酒の中でも1番好きってくらいシャンパン好き。








ワインも好きだけど、ワイン臭さがあるし。

でもシャンパンはそれがなくて飲みやすい。





『あっ！これクリュッグだ！』






しかもしかも。

たくさんあるシャンパンの中でも私が1番好きなクリュッグの、ロゼ。







「ホント嬉しそうな顔するな、Aって」


『いやだって！好きなものだもーん♡』







くはぁ、テンションあがる。

もう私これ最近 欲してたの。






値段は高いけど、その価値は絶対ある。









でもそれを普通に出せる臣さんも、、、臣さんだ。笑




'

・55→←・53

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す