coffee or milk 2nd

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『ちょっと！』


「はーい、深見A参上しましたぁー」




あはは、と豪快に笑うアキラ。


いや私はそれどころじゃない。

なぜなら、





、メンバーの皆さんの視線が痛いの。




ちょっと！なんて背中を押されながら言ったうえに、その背中を押したのがアキラ。


どういう関係かも知らない皆さん。

そりゃあ視線が集まるわけだ。







『こ、こんにちは。深見です』


一応、

一応の礼儀として挨拶






「「「...おぉーっ」」」


こんにちは、と同時に頭を下げた私に対して


なぜだか「おぉー」という声があがった。






「これが噂の！」


「「アキラさんの幼馴染み！」」


『...、、は』





え、何でこの人達私とアキラの関係知ってるの。


私、この人達と面と向かって会うの初めてのはずなんだけど...



どういうこと、の意味も込めて

私の後ろにいたアキラを睨む。






「あ？あー、何でこいつらが俺らの関係知ってるのかって？」


『(コクコク)』


「俺らのグループLINEに載せた！幼馴染みのAでーすつって」








...悪気はないんだよね。うん、分かってる。


小さい頃から一緒だから分かってる。


けれど！




『載せる必要なかったよね？』




あの深見と幼馴染みなんスか！？って好評だったぞっ

なんて脇腹をツンツンしてくるアキラを睨みつける。









『調子に乗らないで』


そう言い放とうとした時、









「あ、Aちゃんだ」






剛典さん、登場。



もう、何でよ。
バットタイミング。





『...帰る』




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