・74 ページ27
HIROOMI side:
リリリ、とアラームの音で不快な気持ちになり
隣に誰もいないことに少し安心感を覚える俺。
ここ最近、
なぜだか知らないけど、誰こいつって女が隣で寝てたりする。笑
飲みすぎだよー、ってな。笑
猫撫で声で腕に絡み付いてくるウザさと言ったら耐えがたい。
「うぇっ」
思わず顔をしかめたくなるくらい。
昨日は夜中に帰ってきて、
風呂に浸かって...
あぁ、Aのこと考えてたんだっけな。
それでそのままほぼシラフで寝たんだった。
うーん、っとひと伸びしてスケジュールの確認をする。
「うぇっ」
本日2回目のうぇっ、
でかい歌番組のリハと本番に対して。
丸1日リハ、リハ、リハ、本番。
って言ったって俺らのリハが終われば後は本番。
楽屋についてるテレビでリハの様子を見てるくらい。
あとは本番までご自由に、って感じかな？
寝グセ隠しにキャップを被って、
クローゼットから適当に服選んで
朝ご飯片手にエントランスへダッシュ。
ただでさえ、迎えの時間ギリギリに起きてるもんだから、省けるとこは省いてかないと間に合わねぇ。
エレベーターが遅いと、こういう時にイラっとくる。
一番上からここまで少ししかねぇのに。
朝飯をもう立ち食いしながら、ポーンと開いたエレベーターに乗り込む。
うじゃうじゃと並んだボタンの一番下を押して、とにかく朝飯。
ぼやぼや、むしゃむしゃ食べてると
ポーンと鳴り響くエレベーター。
早くね？
そう思って右上を見ると、
32階。Aの階だ。
考えなくても自然とわかる。
スーッと開いたエレベーターに吸い込まれてくる人間。
それを食べる手を止めてまで見る俺。笑
でもその手を止めてまで見た価値、
あった。
この前見たのとはまた別のサングラスをかけたAが、
ふつーに乗り込んできたから。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 592人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「登坂広臣」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みすず(プロフ) - otonさん» 私も家では、パパは帰ってくるの遅いし、ママは弟のサッカーやから、私も家で一人か、兄ちゃんと2人か3人かが多い笑 (2016年8月26日 14時) (
レス) id: 9e31d95d7c (このIDを非表示/違反報告)
oton(プロフ) - みすずさん» 忙しい子供を持つ親も忙しいよねーん。笑 私の場合、送り迎えも、ご飯を作ってるのも親じゃないわけだけど。笑 んまぁ！その分自由が効く！ってポジティブに私は捉えてる！ (2016年8月26日 13時) (レス) id: 690fb07f65 (このIDを非表示/違反報告)
みすず(プロフ) - otonさん» 私の親も土日弟のサッカーの試合でいない日がほとんどやけど、サッカー試合じゃない日とかならめっちゃ言われる。親いなくても兄ちゃんいてたりするからね。バイト休みの日とかわ (2016年8月26日 13時) (レス) id: 9e31d95d7c (このIDを非表示/違反報告)
oton(プロフ) - みすずさん» 土日はほぼ誰もいないしなぁー。家政婦さんいるけど、そこまで私に厳しくないし...。土日は部屋にこもってLIVE DVDを朝っぱらから見てるからさ！笑 (2016年8月26日 13時) (レス) id: 690fb07f65 (このIDを非表示/違反報告)
みすず(プロフ) - otonさん» よくないよ笑 親にいつまで寝てるねん！って怒られるし、兄ちゃんがふざけて隣で寝てたりするし、笑 (2016年8月26日 13時) (レス) id: 9e31d95d7c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：oton
| 作成日時：2016年7月29日 13時
