KZ お泊まり会！！！

調子乗るな ページ20

その後はみんなで仲良く買い物をした
喧嘩した人もいたけどね
誰と誰かは
みんな駄作者より頭いいからわかるよね

で帰ってきて
すぐ若武が

「俺は作らない！」

と宣言した

ええ
作らないなら最初っからそう言ってよ

「作らないんじゃなくて
　作れないって言ったらどうだ」

「あ？
　リーダーの俺をけなすのか？」

ああ
また喧嘩だ
いつになったら喧嘩を馬鹿馬鹿しいと
思えるようになるのだろうか

黒木君と翼が宥め始めた

もうしょうがない

「残った4人で
　ご飯作ろっか」

そうして
卵を溶いて塩コショウなどを入れ
フライパンで焼く

それが終わった時ちょうど
若武たちが帰ってきた

よし若武を働かせよう

そうして若武に玉ねぎをみじん切りにさせた
涙が出始め悔しそうに
爆速で切り始めたその時
若武の指から血が出てきた

「ちょっと待ってて」

私はバッグから絆創膏を取り出し
若武の指にはった

「そんなに俺のこと心配なのか？」

うん
めちゃくちゃ危なっかしいからね

「もしかして
　俺のこと好きなのか？」

は？
そんな発想になるのはガキしかいないよ
このガキ武！

「それなら俺付き合ってやってもいいぜ」

えーい
あなたなんかと付き合ってたまるか
調子に乗るんじゃない

「若武センセ」

「『天使は知っている』に
　怒ると怖いって書いてあったの見てないか？」

そうだよ私は怒らせると怖いんだからね

「若武センセのせいで
　アーヤ怒ってるぜ」

「俺は怒らせてない！
　付き合いを申し込んだだけだ」

それに対して怒ってるんだよ

私はもう怒りを通り越して呆れてしまった

ご愁傷様？お疲れ様？→←ムムムッ

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