KZ お泊まり会！！！

告白してよ ページ15

「アーヤはみんなに一人ずつ告白すること」

ぇぇぇぇぇえええええ

嫌だ嫌だよー

誰か
この際世界で一番文才がないという
駄作者でもいいから変わってよ〜

「駄作者！
　変わらなくていい」

「じゃあオレから」

もうこうなったらちゃっちゃと済ませてやる

「チビだけどみんなをまとめられる
　あなたが好きです」

若武は満足したかのような顔を見せた

「次俺ね♪」

「努力家でオールマイティなあなたが好きです」

翼はにっこり笑ってくれた
よーし頑張るぞ〜

「次俺次俺」

「天然なところがちょっと可愛い
　あなたが好きです」

「あの最高の台詞よろしく」

あああれかあれは勢いもあったんだよ

「砂原のこと､大好きだよ」

そしたら

「なんですなーらは大好きなんだ
　不公平だ」

とかいう争いが起こった
やれやれ

「次俺､いいかな」

「ミステリアスで紳士的なあなたが好きです」

「ありがとアーヤ」

「次僕､いい？」

「穏やかで優しいあなたが好きです」

小塚君は顔が少し赤くなりながらも
お礼を言ってくれた

あとは上杉君だけかな

え、顔が赤い
みんなの聴いてて赤くなっちゃったのかな

「上杉は照れてるんだよ」

それ前に聞いたことある気が
でも照れる内容が違うような

天才の考えは凡人の私にはわからないってことか

「上杉君の冷静なところ､
　細かいところまできちんと
　気を配れるところが好きです」

そう言ったら上杉君は
完熟トマトを通り越した赤さになった
そしてそのまま固まった

顔赤いから冷凍したわけではなさそうだね

上杉君の体温が気になったから
上杉君のおでこを触ってみた

うわ､熱い

「アーヤ
　上杉を触っちゃダメだ」

え、なんで？
上杉君が倒れちゃったら大変だから
熱確かめたんだけど

「なんでダメなの？」

「それはだな
　上杉みたいに
　冷たい奴に「若武は妬いてんだよ」」

は？
なぜ？
熱確かめただけなのに？
妬く要素ある？(大ありだよby駄作者)

「あ、おお俺はだだ、だだだいじょぶだ」

明らかに大丈夫そうじゃないけどなぁ

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