悪女に嵌められたけど最推しだけは信じてくれました

28話 ページ30

「おいおいメイドさんよぉ、お宅の料理に髪の毛入ってんだけど」






『えー…』







皆さんどうも。只今モブに因縁つけられて困ってますAです







『申し訳ございません(棒』






「こっちは折角気持ちよーく飯食ってたのによぉ…どう落とし前つけてくれんだ！？」








『そう言われましても…』








つか髪の毛入ってたって言ってるけどこの色どう考えてもお前の髪じゃねえか。









うちの従業員にそんな髪色の人はいませーん。








「タダにしてもらうくらいしねぇと割に合わねえなぁ！？」







『えーっとそれは…』







うぜー…






「それともなんだ？メイドさんがご奉仕でもしてくれんのか？」







『は？』








「いやいや、その格好どう考えても誘ってるっしょ(笑)」







「ほら、早くしろよ。」







あんのタコ野郎後で絶対締める…








ジェイド「おやおや、僕たちをお呼びで？どうかされましたか？」







フロイド「あは♡イカちゃんに因縁つけるとかいい度胸してんじゃん。」









『え、先輩…！？』






「げ、オクタヴィネルのリーチ兄弟…！？」





フロイド「ジェイドぉ、コイツら全員絞めちゃう？」





ジェイド「フフ…そうですね、僕も最近暴れ足りないので…」







アズール「出来るだけ大きい騒ぎはよしてくださいね。クレームが来たら商売に関わる」








裏からアズール先輩が出てくる。






アズール「Aさん、こちらへ」







『は、はい』








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アズール「やれやれ…お客様には困ったものです。Aさん、お怪我はありませんか？」








『いえ、先輩達のおかげで傷一つないです…』








そうですか、と言ってニコリと笑うアズール先輩。








……やっぱり、なんかおかしい…







『アズール先輩』




アズール「なんでしょうか？Aさん」









『監督生を雇わなかった理由、あれ、嘘ですよね？』









アズール「……！」







アズール先輩が目を見開く。









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