悪女に嵌められたけど最推しだけは信じてくれました

20話 ページ22

デュース「か、監督生？それと……特待生？なんでそんな血まみれで…」









はーい皆さんご機嫌麗しゅう！たった今監督生に腕をカッターで切りつけられたAだよ！








それにしても痛い。私の大切な二の腕に何してくれてんの？？？








エース「お前…もしかしてこれ、監督生がやったのか…？」







『そうだy「違う！Aさんが急に自分の腕を切って、それで私怖くて叫んじゃって…！！だから、それで…！」






私が喋ろうとすると横から遮ってくる監督生








エース「分かった、とりあえず落ち着け。お前はそんなことする奴じゃないよな。分かってるよ。」









デュース「てことは、お前がまたなんか企んでたんだな、特待生！」








『え、なんでそうなったん？？？』









なんか都合良く解釈されちゃったんですけど。ﾌｻﾞｹﾝﾅ。









「なんだなんだ？」



「なにがあった？」








ｿﾞﾛｿﾞﾛ…








ヤバい、人が集まってきた









フロイド「お前ら、何してんの…って、イカちゃん！？」









『ふ、フロイド先輩！』








エース「あ！フロイド先輩！聞いてください、こいつ監督生の事嵌めようとして__」








フロイド「どいて！カニちゃん！」ﾊﾞｯ









フロイド「イカちゃん、どうしたの！？その怪我！」







『いや、大丈夫です、大丈夫なんで…』








フロイド「大丈夫なわけねぇじゃん！めっちゃ深く切れてるし！ほら、早くつかまって、医務室行くよ！」









『え"』









ヒョイとお姫様抱っこするフロイド先輩。








え、お姫様抱っこ！？え！？待って心臓もたない…








待って待って、めっちゃ嬉しいんだけど監督生すっげえ睨んでるから降ろしてくれませんか…









『あの、自分で歩けるので降ろし…』








って、聞こえてないなこれ。超必死で走ってるし。









また監督生から恨み買っちゃったよ。どうしよ…

21話→←19話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す