悪女に嵌められたけど最推しだけは信じてくれました

11話 ページ12

『はあ…やっちまった…』




おはようございます！なんやかんやあってあれから3日が経ちました！






あの日からフロイド先輩とはなんとなく気まずくて避けてる。顔合わせ辛いし。






ああでも、フロイド先輩に嫌われたらどうしよう…ただでさえ他の人から嫌われてんのに、最推しにまで嫌われたら私生きていけねぇよ…







『あーやだやだ。考えるのやめたー』







つかさっきからずっと陰口言われてるしさぁ…あれわざと聞こえるように言ってんな…









男だろ！？言いたいことあんならはっきり言えやゴルァ！







「おらっ！」





ﾊﾞｼｬｰﾝ









…あ？





「うわーびしょ濡れじゃねーかwなにかあったんですかー？w」





「ざまぁねえなwギャハハハ！」




ﾀｯﾀｯﾀｯ








……え、私水かけられた？









たしかにはっきり言えとは言ったけどこんなふうにされるとは思ってないじゃん？









最悪…めっちゃ濡れたし。私風邪ひいちゃうよ？？いいの？？？









…いいに決まってるか、私嫌われ者だし






『ぶぇっくしょいｯ』








あー寒、これガチ目に風邪引きそうだな






ﾄﾞﾝ







今度は誰かにぶつかったし。マジで今日災難続きだな






『すみませ………あ''っ』






ジェイド「おや、これはこれはAさんじゃありませんか。こんなところで会うなんて奇遇ですね」









………多分、今一番あってはいけない人に会った気がする







ジェイド「ところで、どうしてそんなに濡れて…」




ﾀﾞｯ







ハッハア！逃げるが勝ちィ！あばよジェイド先輩！！





ジェイド「おやおや、どうして逃げるんですか？鬼ごっこなら負けませんよ？」







あれェ！？なんで追ってくんの！？！？







つか私脚かなり速い方だよ？なんでどんどん距離が縮まってるの？？？









ヤッベ☆あの人たしか脚長いんだった☆







とにかく今は追いつかれたら殺される自信しかない。がんばれ私の脚！！

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