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目覚まし時計 ページ44





ピピピピ、
ピピピピ、
ピピピピ…



「ん〜〜〜〜?」



規則的な小さな音が
遠くで聞こえているような気がする。


なんの音だっけ…



その音が普段かけている携帯のアラームだと気付くと、いつものまくらの左横に手を伸ばす。



ピピピピピ
ピピピピピ
ピピピピピ…



「…ない〜〜〜〜」




いつもはあるはずの場所に見つけられなくて、反対側に手を伸ばした。



時。




「んだよ、うるせぇ…」





手が、誰かの手が。




私の携帯を見つけ出すと

電源を切り

「ん。」

とあたしのお腹らへんの上に置いた。





「……………」






いや誰かじゃない。



聞き慣れた声。



でも、
いつものバカみたいな明るい声じゃなくて。



低血圧で、不機嫌そうな、



いつもより更に低い、声。






え………






なに、
これ。





身体が、
震える。





肩まで掛かっている布団の下は、
明らかに素肌だと分かる感触で。




少し頭を働かせたら、
色々と分かってしまう。



身体の右側は
何かに包まれるように温かいし。




脚の上には何かが乗っている。



さっき私のアラームを止めた腕は、
布団の上からそのままお腹の上に乗っていて、
反対側はきっと、
今私がまくらにしていると思われる。




この状況。




誰かと
触れ合っているのは確実。





これって。




これって………









意を決して、
右に目線だけ送ったその先には。









誰よりも、
何よりも必要で、





だからこそ
こんなことにだけはならないと誓っていた







親友、
テギョンが、
私に重なるように寝ていた。










作者より→←特別な子



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設定タグ:2PM , テギョン , 親友   
作品ジャンル:恋愛
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はるか(プロフ) - 初めまして。とても面白かったです。続きが見たいのでパスワード教えていただきたいです! (2022年12月13日 13時) (レス) @page45 id: c919f8f3dd (このIDを非表示/違反報告)
wanyantaro(プロフ) - はじめまして。続きが読みたいのでパスワード教えて下さい。 (2021年7月12日 0時) (レス) id: c0a66bd2e3 (このIDを非表示/違反報告)
alisassas(プロフ) - パスワードを教えていただきませんか!続き読みたいです! (2021年6月27日 2時) (レス) id: 79b1957f22 (このIDを非表示/違反報告)
麻樹子(プロフ) - パスワード教えて下さい。お願いします (2018年11月19日 17時) (レス) id: ce80ff39ee (このIDを非表示/違反報告)
Naishan(プロフ) - パスワード教えてください!続きが気になって気になって… (2018年3月29日 11時) (レス) id: 4ed97d097a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:m | 作成日時:2013年4月1日 18時

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