オトコトモダチ

救世主 ページ39

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――ウヨンside――


はぁ〜ちょっと疲れた〜

打ち上げって、
僕はちょっと苦手。

気の合う友達と騒ぐのとはまた違う、独特な雰囲気…

まぁ、ライブ後だしテンションも高いし…
尊敬するヒョンやダンサーの仲間たち…一緒にライブを作り上げた仲間たちと一緒で楽しいのは楽しいんだけど。

まぁ、堅苦しい場面もある訳で。

とはいえ、アジアツアーも始まったばかりの今日は、わりと人数少ない方だからまだマシだけどさ。

テギョンヒョンやクンヒョンはすごいなってこういう時思う。
さっきからずっと挨拶回りしながら飲まされてる。
大人だなー…ああいう所。
どっかの長男とは大違いだ！←

長男はテギョンヒョンがヌナの隣から離れてから、ずっとヌナの横をキープ。
ちゃっかりチャンソンとジュノもそこに参加してる。
…僕も行こう〜っと。


…と、思ったら。
ソロ活の時にお世話になった人に捕まっちゃって…

よし。
ここはヒョンたちを見習って…
にこやかに大人な対応だ！！


暫くするとその人も誰かに呼ばれて何処かへ行って。


ふぅ。
…やってやった。
僕、大人だった！！！←


と満足感たっすりニヤついていたら。


ドン！


と衝撃。


…誰かにぶつかられた。

痛いし！！！
誰だよー！！！！

…ん？

…んんんん…？

…ていうか…
嫌な…
予感………


手に持っていたアルコールのグラス。
ほぼ飲んでなくて沢山入っていたはずだけど…

なんか…軽い…


ちらっと、足元を…
恐る恐る…
無駄だけど薄めで覗くと…



「あーーーー！！？」



何これ何これ！！！
大惨事じゃんかーーーー！！！


このデニム、
最近買ったばかりのお気に入りなのにー涙
ていうかぶっちゃけ、めちゃくちゃ高かったのにーーーー！！


嘘だろ？！
嘘だと言ってくれ！！！


どうしようーーーー泣



「…ウヨナ？大丈夫？」



呆然と立ち尽くす僕の耳に届いたのは、救世主の声…！！

この声は…


「ヌナ！！！泣」


「…あ〜…派手にやっちゃったね〜笑」

「…おっとっけ…泣」

「大丈夫。今なら落ちるよ、きっと！^ ^」

「ヌナ〜助けて〜泣」


いつものあの笑顔を向けられて、心底ほっとする。



「ほら、行こう？おいで？」



ヌナに手を引かれ、打ち上げの部屋から抜け出す。

…この状況、なんだか気恥ずかしいのは僕だけ？///






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