オトコトモダチ

連行 ページ36

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「頑張ってね。笑」

「うぅ…泣」


私の表情から全てを察した様子のハニ。
ぽんぽんと肩を叩いて宥められて…


「ハニも一緒にーーー」

「行かない。笑」

「なんで！ニックンいるよ？！」


こうなったらハニも道連れに…


「やーだ。
ニックンはアイドル。いわば偶像っていうか。空想の中の生物みたいなものなの」

「いや、居るから。普通にこの世に存在するから」

「だめだめ。この前テギョン君にも会って痛感したの。オフモードは知らなくていいってね？笑」

「あれは特別だから！」←

「ニックンのオフがあれだったら私男性不信になる」←

「大丈夫。ニックンは裏も表もないし、いつでも天使！」

「とにかくーーー笑
わたしは、行かないから」


…うぅーーー！
言い出したら絶対聞かないからなーハニは(＞_＜)


スタッフ「あ、いたいたAさん！」


そんな事をしているうちに顔馴染みのスタッフさんに見付かって。


スタッフ「どこにいたんすかー！探しましたよ！」

「いや、私今日はこの子と帰ろうと…汗」

スタッフ「俺が怒られるじゃないっすか！」

「大丈夫だよ！テク優しいから！」

スタッフ「普段は優しいけど、Aさんの事は何としてでも捕まえろと言われてるので」

「ハニ！」


慌ててハニに助けを求めるも


「じゃあね〜A〜また月曜日に♪」


なんて、呑気に手を振って帰りやがった！←
ちくしょーーー！！！



「あーもう！
分かったよー！
行けばいーんでしょ！行けば！！！」


ニヤニヤするテクの顔が目に浮かぶ。




…はぁ。
やだなー……







だって…




あそこにいるのは2PMのオクテギョンで、



私の親友のテクじゃない。



それが少し寂しくて…
なんだか遠い人みたいで…
だからああいう場所は苦手だって…




テクは分かってるの？









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