のんだくれday2 ページ19
.
急に大きな声を出したから、ハニが目を丸くしてる。
小さな声で「なに?大丈夫?」って聞いてくれて、私も小さな声で「ごめん、なんでもない…苦笑」って笑うしかない。
たかが日本限定の生チョコくらいで騒ぎすぎてごめん。←
(「けどこれ、今日までの賞味期限みたいだからさ〜笑
持って帰るわ。笑」)
「は?!冷蔵庫に入れてよ!」
(「空港からそのまま来たから鍵忘れた」)
「えーーーー!!!」
生チョコ…
私の生チョコ…
もうこうなったら仕方ないっ!
「ちょっと待って?」
テクに断って、電話口をそっと抑えて…
「ハニごめん!一瞬!一瞬だけ!テクここに呼んでもいい?」
幸いここは個室だし…
テクとも来たことがあるイタリアン。
「…私出ようか?笑」
「なんで?!笑
ほんと、すぐ帰らせるから!」
「わかったわかった。笑」
ハニの了承を得たところで電話を再開。
(「すぐ帰らせるってなんだよ!笑」)
「え?聞こえてた?笑」
(「ていうか俺、そもそもそっちに行くって言ってないし」)
「そんなこと言って〜笑
私に会いたいくせに!笑」
(「あほか」)
「はー?!じゃあ郵便受けに入れておいて!
腐っても食べる!」←
(「あーもー!分かったよ!行けばいーんだろ?!」)
じゃあ最初からそう言えばいいでしょ!怒
「前に来た、chentね!着いたら電話して〜」
場所を伝えて電話を切ると、ニヤニヤのハニ。
「なに。笑」
「本当仲良しねー笑」
「仲良しっていうか…ね?笑」
「彼氏じゃないのが嘘みたい。ねぇ、リョウクさんいるのにこんな事聞くのも悪いけど…ほんっっっとーに一度も好きになったことないの?」
「えっ?!」
ちょっとちょっと…!
何を言い出すかと思ったら…!
「あのね?普通の男友達ってのはね、たまに仲間同士で一緒に飲みに行ったりする程度なの。毎日のように電話やメールしたり、週に何度か家に来たり、なにかあったら駆け付けたり…それもう彼氏だからね、普通は。笑」
…
やっぱりハニも、私たちがおかしいと思ってる…?
「…彼氏はリョウクだもん」
「いい年してだもん、じゃないの!笑
別にそれが悪いってことじゃなくてね?
それでも好きにならないのが不思議なの、わたしは。
そもそも私、異性との友情は成り立たない派だから」
ごめん、落ち込まないでよ。笑
って笑ってくれたからホッとした。
そっか。
ハニはそっち派だったね。←
でも…
「成り立つでしょ!」
.
295人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
はるか(プロフ) - 初めまして。とても面白かったです。続きが見たいのでパスワード教えていただきたいです! (2022年12月13日 13時) (レス) @page45 id: c919f8f3dd (このIDを非表示/違反報告)
wanyantaro(プロフ) - はじめまして。続きが読みたいのでパスワード教えて下さい。 (2021年7月12日 0時) (レス) id: c0a66bd2e3 (このIDを非表示/違反報告)
alisassas(プロフ) - パスワードを教えていただきませんか!続き読みたいです! (2021年6月27日 2時) (レス) id: 79b1957f22 (このIDを非表示/違反報告)
麻樹子(プロフ) - パスワード教えて下さい。お願いします (2018年11月19日 17時) (レス) id: ce80ff39ee (このIDを非表示/違反報告)
Naishan(プロフ) - パスワード教えてください!続きが気になって気になって… (2018年3月29日 11時) (レス) id: 4ed97d097a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:m | 作成日時:2013年4月1日 18時