いつも近くに（小島/）6 ページ23
(Aside)
『でも…っ…他の子は今しか…』
小島「そんな顔しとるAより先に聞かなアカンことない」
そう言われて、涙がボロボロ出てきた。
『…っ……っ…』
小島「昨日、別に何も悪いことしてへんのにめちゃめちゃ怒られたんやろ？」
『…ん…っ…』
小島「昨日、本番、見てたで。
頑張って挑戦してみたんやろ？
上手くいかへんかったけど、よかったで。
自信持ってやり？」
『…うぅ…っっ』
涙が溢れて滲んで見える。
ずっと練習してたことを本番でやってみたら
大失敗で、
怒られるし誰にも褒められへんかった。
小島「昨日泣きそうやったん我慢して一人で帰ったんか？」
『んん…っ…』
小島「アホちゃう？待っててくれたら話聞くし、
待てへんぐらいしんどかったら遠慮せんと言え。
何のために同じ楽屋やねん」
『…でもっ…っ……けんちゃっ…っまいにちっ…ほかのみんなとっ…おるからぁっ…っっ…』
小島「そら他の小っちゃい子らにはここでしか会えへんからな」
『…でもっ…っさみしかったぁぁ…っ』
小島「寂しかってんな」
ぽんぽん、と頭を撫でられて、
余計に涙と今まで出て来おへんかった言葉が出てくる。
『…おれっ…っもっ…けんちゃっ…っにしかっ…言えへんことっ…っある…っし…っ……っ…』
もう自分でも何が言いたいんかようわからん。
『…っおれもっ…けんちゃん…っと…っもっと…っはなしたいぃっ…っ』
小島「わかったわ。そんな泣かんといて」
息するのも苦しいくらい胸がひっくひっくなって
涙が止まらへん。
でも、けんちゃんを困らしたいわけやなかった。
『ん…っ……っ…泣くん…っやめる…っ…っ…』
涙を拭って必死に息を整えようとした。
『…だいじょー…っぶ…っ……けんちゃ…っごめんっ…
今日は…っひとりで…っかえれるっ…』
帰る準備をしようとしたら、
立ち上がったけんちゃんに腕を掴まれた。
小島「何をそんな気ぃ遣てんねん。俺に気ぃ遣わんでええ」
『ちがっ…っ……っそおやなくてっ…』
自分でも何がしたいんかわからへんようになった。
『…おなかいたいなんか…っ言わんかったらっ…っけんちゃっ…っ今おれとっ…かえらへんかったっっ…っのにっ……ひっく…ひっく…』
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らずべりー(プロフ) - そうだったんですか!ゆっくりで大丈夫なのでまた更新されるの楽しみにしてます！！ゆっくり休んでください！ (2023年2月6日 18時) (
レス) id: ed9e9b713f (このIDを非表示/違反報告)
めぐみ(プロフ) - 体調不良など諸々あって更新できておらず楽しみにしてくださっている方には申し訳ございません。 (2023年2月5日 21時) (レス) id: 7e6c597a49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めぐみ | 作成日時：2023年2月3日 1時
