いつも近くに（小島/）5 ページ22
(Aside)
小島「え？そうなん？それやったらなんでそんな泣きそう…？」
誠也「A、嘘やったってちゃんと自分で言え。お腹痛いなんて嘘ついて心配さしたんやから」
『……えと……』
2人に怒られて、言葉が出て来おへん。
それに、お腹痛ないんやったら
きっとけんちゃんはおれと一緒に帰らへん。。。
早よ言わな、他の子たち帰ってしまう。。。
『……』
誠也「なんや、何も言われへんのか」
小島「ちょっと待って、ください。ほんまに嘘？」
なんとか頷いた。
小島「お腹痛ないいうほうが嘘ちゃうやんな？」
『…ごめんなさい…おなか痛いいうんが嘘……
…ほんまは痛なかってん……』
晶哉「なんでそんな嘘ついたん？」
正門「小島にやったら何しても許されるわけちゃうで。」
小島「……いや、もし嘘やったとしてもそんなみんなから叱られるようなことちゃうって。俺にお腹痛い言うただけやんな、みんなに嘘ついて仮病使ってサボったとかちゃうし」
けんちゃんが明るいトーンでみんなに言うた。
『ごめんなさい……』
小島「今日はそんな叱らんといてください。」
けんちゃんがそう言うて
「帰るで」ておれに言うた。
『え…？なんで…？』
小島「なんでて何や」
『…行かんでええの…？…おれ、ほんまにおなか痛ない……から……』
小島「お腹痛なくても大丈夫やないことぐらいわかるで」
『え…？』
小島「ごめんな、楽屋も一緒やしいつも近くに居るから、いつでも話せる思て後回しにしとったけど、A、昨日から何回も泣きそうな顔してるで。」
けんちゃんにそう言われて、
涙がほんまに勝手にこぼれて来て
慌てて左手で拭った。それで誤魔化してなんとか笑った。
『ご…ごめんなさい、うそついてごめんなさい！
もう大丈夫…！』
けんちゃんはちゃんと見てくれてた。おれが勝手に
寂しなってただけで。
小島「そんな顔せんでええ。帰るで」
振り返って「俺が騒いだからごめんなさい、
今日は連れて帰ります」てけんちゃんがみんなに言って
楽屋に背中を押されて入った。
『…けんちゃん、ほんまに大丈夫…！
…おれはあとで大丈夫やから…』
楽屋でけんちゃんに言う。
あんなにかまって欲しかったのに、
罪悪感で満たされる。お腹痛ないんやから
おれなんかあとでええ。
小島「あとやなくてええ。今でええやん」
けんちゃんが楽屋のドアを閉めて、
畳の上に座った。
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らずべりー(プロフ) - そうだったんですか!ゆっくりで大丈夫なのでまた更新されるの楽しみにしてます！！ゆっくり休んでください！ (2023年2月6日 18時) (
レス) id: ed9e9b713f (このIDを非表示/違反報告)
めぐみ(プロフ) - 体調不良など諸々あって更新できておらず楽しみにしてくださっている方には申し訳ございません。 (2023年2月5日 21時) (レス) id: 7e6c597a49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めぐみ | 作成日時：2023年2月3日 1時
