ひとりで意地を張ってたら（リチャ末/正門）2 ページ27
(正門side)
Aをロケ抜けさして休ませようとしたけど
Aが『もう少し頑張れそう』言うから、
とりあえず3人でロケ続けてたら、
俺のほうがしんどなってきた。
頭がボーッとしてきて
晶哉が何を喋ってるんかも
よう聞き取れてへん。
でもAもしんどそうやし、
今さら言うたらAが気ぃ遣いそうやし。
ロケの聞き込みのために入った建物の中で、
廊下を歩いてるとき、
Aがいよいよ歩くのしんどなってきてて
俺の左手を繋いでるいうより俺の左腕に掴まって
もたれかかるみたいにして歩いてた。
正門「大丈夫か？」
『…大丈夫…』
つぶやくみたいに言うて
目を潤ませてるAに
正門「無理せんと休んどき？しんどいやろ」
言うたらAは素直に『しんどい…
足も背中も腕も痛い…』言うてきて、
それやったらスタッフさんに言うて休ませな、
と思ってたら、
急に俺の視界がブラックアウトした。
『…っ正門くんっ！？』
Aの驚いてる声は聞こえたけど
そこから俺は意識を手放した。
気づいたときには狭い天井が見えて、
うわー倒れてどっか運ばれてベッドに寝かされとる。。。
スタッフさんとかに謝っとかな…
ってボーッと思ってたら、
晶哉「正門くん、大丈夫ですか」
て声聞こえて横見たら、晶哉がいた。
付いててくれたんや。
正門「ごめんな、、、大丈夫」
誠也「「大丈夫」ちゃうやろ」
その声にびっくりして、
肘を着いて体を半分起こした。
誠也「飛び起きるな」
正門「誠也くん、ほんますんません…」
誠也「謝るぐらいやったら、
倒れる前に言うてや。
空野やないんやから自分で具合悪いのわかっとったやろ」
正門「わかっ…てました…。
あ、Aは…？」
そういえば、具合悪いAも一緒やったのに
先倒れてしまったんやった。。。
晶哉「Aは倒れる前に休ませました」
そのとき、ドアが開いて、
リチャくんが入ってきた。
リチャ「お、起きてるやん。よかった」
みんなに心配かけてたん、申し訳ない。。。
正門「ロケの途中で倒れてすんませんでした…」
リチャ「それやから具合悪いんやったら言いって
言うたやん」
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作者名：めぐみ | 作成日時：2023年3月27日 15時
