139話 ページ7
私が追いかけて行っても太輔は既に会計を終わらせていて・・・
F「これ、俺がAに着て欲しいなって思ったやつだし、俺にプレゼントさせて?」
優しい笑顔で言うから頷くしかなくて。
これからすぐ着ていけるように伝えてくれたらしく、店員のお姉さんがタグなどを切ったコートを持って来てくれた。
それを太輔が受け取って、はい、って着せてくれるからそれに甘えて着せてもらう。
"素敵な彼氏さんですね"なんて店員さんに言われて照れながらも「はい」って答えたら私以上に太輔が照れてた。
ショップを出て、また車に乗り、何処かへ出発した太輔に次はどこに行くのかと聞いても笑顔ではぐらかされる。
そして着いたのはまたショップ。
さっきと違うのは今度は靴ばかりのショップだということ。
F「せっかくだし、靴も新調しよ?」
そう言って私より楽しそうな太輔は靴を見て、私を見てを繰り返した。
手招きされて、太輔のところに行くと太輔が遠慮がちに言った。
F「俺さ、ニーハイブーツとか好きなんだけど・・・Aはこういうのヤダ?」
太輔がいたところはブーツのコーナーだった。
「嫌っていうか・・・こういうの履いたことないからな・・・」
F「これとか、似合うと思う。」
太輔が指したのは黒のシンプルめなニーハイブーツ、ヒールも高くなくて、ウェッジソールタイプだから歩きやすそうだし、左の足首の部分にキラキラしたチャームがついていて、その他は目立った飾りなどもないものだった。
「履いてみよっかな・・・?」
私がそう言うと太輔は嬉しそうに頷いて両方のブーツを取って試着用の椅子のところまで持って行ってくれた。
ブーツを履いたことがないって言った私に太輔はサッと履かせてくれて、照れる私をよそに笑顔で満足げに頷いた。
F「やっぱ似合う。」
「履いたことなくても自分で履けるんだけど・・・」
F「今日はAはお姫様だから、俺がなんでもしてあげたいの!」
太輔はそう言い切った。
F「これ、いいと思うんだけど、履いた感じ、どう?」
「どうって言われてもなー・・・」
F「どっか痛いとかない?」
「うん、大丈夫。」
F「じゃ、それにしよ?」
そう言うとまた太輔はサッとそのブーツを脱がして私がレジに行くまでに会計を済ませた。
自分で買うと言っても「良いから!」と言って聞いてもらえなかった。
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柊李(プロフ) - Meriさん» おひさしぶりです!え!?私の小説の話!?照れちゃいますよー(*´∀`)でも嬉しいです!お友だちにも読んでもらえてたらまた感想待ってますって伝えてくださいねー?笑 (2014年3月8日 2時) (レス) id: fb1814c5b7 (このIDを非表示/違反報告)
Meri(プロフ) - おひさしぶりです!今日、丁度学校でこの小説の話してたんだよ!私、この小説超好きだし、柊李さんも大好きだから、勝手に紹介しちゃいました…勝手にごめんなさいm(__)m (2014年3月5日 17時) (レス) id: be4ef41272 (このIDを非表示/違反報告)
柊李(プロフ) - Meriさん» ずっとお待たせしてごめんなさい(;^ω^)どうか見捨てず、待っててもらえたら嬉しいです! (2014年3月5日 9時) (レス) id: dbd8b4432c (このIDを非表示/違反報告)
Meri(プロフ) - 最近、更新なくて寂しいよ(>_<)更新頑張って(逆にプレッシャーになってたらごめんなさいm(__)m) (2014年2月23日 19時) (レス) id: be4ef41272 (このIDを非表示/違反報告)
柊李(プロフ) - KFT2さん» バレンタインの方も読んでいただいたんですね!ありがとうございます(*´ω`*)太ちゃんのはやはり私の溢れんばかりの愛が込められているからでしょうか?笑 (2014年2月16日 1時) (レス) id: dbd8b4432c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:柊李 | 作成日時:2014年2月11日 19時