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159話 ページ31

太輔の仕事が忙しすぎて、同じ家に住んでいるということを忘れそうになりそうな頃、やっと一日一緒にいられる日がやってきた。


日付指定で空けといてという太輔からのメールを見てから今日まで、なんだかそわそわして過ごしていた。

だって話したいことがある、なんて言われたら、それが何なのか気になって気になってしょうがないじゃないか。




昨日の深夜に帰って来たのであろう太輔が自分の部屋ではなく、私の隣で寝ている。
いつもは自分の部屋で寝ているのに、今日はなぜか私の隣にいる。

きっと私を驚かそうと思ったのだろうと思うと、それだけで幸せな気分になる。

最近は私が寝てから帰ってきて、私が起きる前に仕事へと出かけていたから別の部屋で寝ていると気配すら感じられなかったから余計に。

そっとベッドから出てキッチンへ。
今日は太輔が好きなフレンチトーストでも焼いてやろうと昨日のうちに仕込んである。
焼くのは起きてきてからで良いとして、サラダとスープを作る。



ちょうどいいタイミングで見計らったかのように太輔が起きてきた。


F「おはよ…」


まだ眠そうな声でそう言う太輔がかわいすぎて自然と笑顔になっていることに気付く。


「おはよ、太輔。ごはんもうすぐできるから、先に顔洗って来たら?」


F「うん、そうする…」


洗面所へ向かう太輔を見送って、フレンチトーストを焼き上げる。
なかなかいい感じに焼けた。


F「あー、いい匂い!!」


さっきまでの眠そうな太輔はどこへやら、元気な声が聞こえた。


「眠気なくなった?」


F「水が冷たすぎて眠気吹っ飛んだ。」


そう言いながらテーブルを見た太輔は、わかりやすくテンションが上がった。


F「フレンチトーストじゃん!!Aのフレンチトースト久しぶりに食べたいと思ってたんだよなー!!!」


「喜んでもらえて良かった。さ、食べよ!」


サラダとスープも並べて二人でいただきます、と食べ始めた。


F「初めてAの朝ごはん食べさせてもらった時もこんな朝ごはんだったなぁ。」


「そうだっけ?」


F「そうだよ!あの頃が懐かしいなぁ。」


そんなことを言いながら幸せそうにフレンチトーストを頬張る太輔を見ながら、あの時はこんな日が来るなんて思ってなかったなぁとあの頃を思い出していた。

160話→←158話*太輔Side*



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設定タグ:藤ヶ谷太輔 , 男前 , Kis-My-Ft2
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柊李(プロフ) - Meriさん» おひさしぶりです!え!?私の小説の話!?照れちゃいますよー(*´∀`)でも嬉しいです!お友だちにも読んでもらえてたらまた感想待ってますって伝えてくださいねー?笑 (2014年3月8日 2時) (レス) id: fb1814c5b7 (このIDを非表示/違反報告)
Meri(プロフ) - おひさしぶりです!今日、丁度学校でこの小説の話してたんだよ!私、この小説超好きだし、柊李さんも大好きだから、勝手に紹介しちゃいました…勝手にごめんなさいm(__)m (2014年3月5日 17時) (レス) id: be4ef41272 (このIDを非表示/違反報告)
柊李(プロフ) - Meriさん» ずっとお待たせしてごめんなさい(;^ω^)どうか見捨てず、待っててもらえたら嬉しいです! (2014年3月5日 9時) (レス) id: dbd8b4432c (このIDを非表示/違反報告)
Meri(プロフ) - 最近、更新なくて寂しいよ(>_<)更新頑張って(逆にプレッシャーになってたらごめんなさいm(__)m) (2014年2月23日 19時) (レス) id: be4ef41272 (このIDを非表示/違反報告)
柊李(プロフ) - KFT2さん» バレンタインの方も読んでいただいたんですね!ありがとうございます(*´ω`*)太ちゃんのはやはり私の溢れんばかりの愛が込められているからでしょうか?笑 (2014年2月16日 1時) (レス) id: dbd8b4432c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:柊李 | 作成日時:2014年2月11日 19時

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