男前上等！〜４〜

１５０話＊太輔Side＊ ページ21

7人での撮影が終わり、今日はこれだけだから帰れるんだと思っていたらマネージャーからまさかの一言。
社長が呼んでるってことだった。


え、俺何かしたかな…この前ディズニー行ったの撮られたか？なんてそんなことを考えながら事務所に向かった。

ジャニーさんとの話はにわかには信じがたい内容で、今日ジャニーさんがAに助けられたところから月城組とジャニーズが契約を結んだこと。
その条件として、俺とAの交際を許すということ。
YOUなかなか見る目あるじゃん。なんて言われてちょっと嬉しくなった。

とりあえずは週刊誌などに撮られないようにだけ気を付けてくれ、と言われ、俺は社長室を出た。

Aとの付き合いを社長に許された。
その事実がすごくうれしくて、俺は急いでAの待つ家へ帰った。




F「ただいま！！A！！社長から話聞いた！！！」


帰って早々に俺がそういうとAも嬉しそうに笑ってくれた。
そして契約内容を詳しく聞きながら、二人で鍋をつつき、心身ともにぽかぽかになった。


F「社長に認めてもらうのなんてまだまだ先になるって思ってたのに、Aのおかげでこんなに早くに認めてもらえるなんて夢みたいだ。ありがとう。」


「私もまさか助けたおじいちゃんが太輔とこの社長だなんてびっくりしたよ。」


F「後は俺がもっと仕事頑張って結婚を認めてもらえるようにするだけだ！！」


「ははっ気が早いなぁ。」


F「あんまり言うと重いかなって思ってたけど、俺、本気でAとの結婚考えてるからね？親にも婿養子になる話、実は許可とってるし。」


「いつの間に！？」


F「この前ちょっと帰る用事があったからその時に。仕事上は苗字変えられないけど、婿養子は別に良いってさ。」


Aはすごく驚いてたけど、嬉しそうに笑ってくれた。

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