生まれ変わっても忠誠心は変わらない【カントー・ジョウトにて＿＿】 (ページ9)

今日:2 hit、昨日:11 hit、合計:20,988 hit

いつかのとある出会い2 ページ9

あのラムダとか言う奴からもう1人幹部がいると半強制的に聞き、急いで居場所に向かう。

さっき押し込んだ男がワタル。あとから来た少女がコトネという名のようだが、いらない情報を頭に入れてしまった。

それにしてもワタルという男の方はなかなかのやり手であろう。筋肉の付け方に無駄がなかった。
現に俺がかなりスピードを出して走っているのにそこまで距離を離さず着いてこられている。まぁ向こうが勝手に着いてきてるだけだが。

更に一緒に走って着いてくるコトネという少女が置いていかれないように配慮出来ているのもプラス点だ。

…………なぜ俺はこの男の評価をしているのだろうか。

さて、無駄な話をしてしまったな。
そんな話をしている間にもう1人の幹部がいる発電ルームにたどり着いた。

ここの扉もパスワード式。
面倒なので先程と同じように強行突破だ。
別に、パスワードを知っているらしいコトネという少女を待っていてやっても構わないのだが出来るだけあの2人とは別行動をしたい。
ここを出た後にいろいろ聞かれると面倒だからだ。

「いよっと」

身体に回転をかけてトンファーで壊す。
恭弥直伝のトンファー技はやはり強い。
ちなみにトンファーが突然出てくるのはこれも恭弥直伝、並盛マジック。

「えええええええ！？！？」

後ろからコトネの驚きの声が聞こえるが無視だ。
早く聞き出してここから出よう。

扉を壊せば目の前には大量の雑魚共。
奥にいる赤髪の女がもう1人の幹部、アテナだろう。
しかしまぁ雑魚の数がそこそこ多い。
ある程度の人数なら倒してからだが、今回は雑魚はスルー。幹部の元まで一直線だ。

俺が雑魚共をくぐり抜けると「カイリュー、はかいこうせん！！」と後ろから指示が。
そこから後ろでポケモンバトルが始まった。

なんだかんだ言ったが案外使えるものだな。
雑魚共の引き付けはあの2人に任せよう。

じゃあこの間に俺は＿＿＿

アテナの脚を回し蹴りで引っ掛け倒れさせその上から足を乗せて動けなくする。

主人を守ろうと俺目掛けて飛んでくるヤミカラス。
俺はその主人からモンスターボールを奪い取り中へしまう。

そしていつものお決まりの台詞。

「ボンゴレファミリーの……。サワダツナヨシについての知っている情報を吐け。」