ユメノヒト2

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「そっか...」




今私には裕太くんがいる






だから、太輔くんのその発言にも何も感じてはいけない





そんなこと頭ではわかってるのに




なんで別れたの？なんで私に言ったの？

頭の中でずっと繰り返してる






太「...あの時ごめん」





太輔くんのいうあの時はきっと、太輔くんの家での話





太「なぁ、Aはさ今玉といる方が幸せ？」







そんな悲しい顔しないで






そんなふうに私のほうをみないで







心臓の音が聞こえてしまいそう







「幸せ...だよ？」






自分で自分がわからない







家の前について車が止まって






降りようとすると手首を掴まれる






「離して？」






強く掴まれた腕が熱くなる






目を見るとまた吸い込まれそうで全部見透かされてるみたい




太「ごめん、帰せない」

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