ユメノヒト

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こんなことってあるの？
なんで？

神様がいるのなら、私は神様に嫌われてるのかな

「...ご案内しますね！」




何も言わない太輔くんとニコニコのリンカさんを奥の個室に案内して、メニューを渡してすぐに厨房に逃げる




店長「お！来たか！」



「店長の知り合いって」



店長「いやー太輔とは中学が一緒でな！

彼女と来いって言ってんだよ！！」



ちょっと挨拶してくるわといって厨房から去っていく店長


陸「Aちゃん？出来たよ？」



調理の陸さんが不思議そうに私を見るから、すぐに笑顔に顔を戻す


「はい！持っていきますね！！」



お客さんに料理を持って行って、戻ろうとすると



店長「Aちゃん！メニュー聞いといてー！」




奥の個室に呼ばれる





太輔くんに会いたくない
二人でいるとこなんか見たくない



でもそんなわけにもいかなくて
笑顔でメニューを伺う



「失礼致しますお決まりですか？」




他人のフリをする私を太輔くんがみてる



太「A」



「...っ」



リ「太輔、知り合い？」




リンカさんが私のことをじっと見る
なんで名前呼ぶの？リンカさん絶対不審がってる



太「...友達」



リ「あ、そうなんだ！！

はじめまして！太輔がお世話になってます」



太輔がお世話になってます、か

その言葉に胸がズキンと痛む

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